採用管理システム提供企業様
リスト数2217件
獲得アポ69件
アポ率3.11%
関東エリアを中心に新規開拓を進めていたものの、思うような進捗が得られておらず、営業活動を加速させる必要がありました。
また、採用管理システムという比較的競合も多い商材であるため、効率的かつ丁寧なアプローチが求められていました。
採用管理システムの新規導入に向けたアウトバウンド施策として、関東周辺の中堅・中小企業をターゲットにした営業活動を複数の代行会社と同時進行で実施されていました。
各社のアプローチ品質や成果を比較する中で、「エリア特化」や「アポ品質」への対応力に期待をいただき、弊社にもご依頼をいただく運びとなりました。
■アプローチ全体設計
アプローチ対象エリアは、首都圏(一都三県)と設定しました。該当エリアは競合のテレアポが激しく、求人関連の営業は苦戦が予想されたため、受付突破率を改善することを初期課題と位置づけました。
そのため、以下のようにトークの切り口を再設計しました。
・「求人媒体」ではなく、「求人メディアの運営」
・「媒体営業」ではなく、「トータル的な採用支援」
これにより、他社との差別化を図り、受付段階から先に進みやすい導線を整えました。
また、短期間での集中的なアポイント獲得がご要望だったため、まずは経験豊富なアポインターが先行稼働し、そこで得た勝ちパターンを他アポインターに順次展開。組織的に成果を上げる体制で進行しました。
■リスト設計
リストは有料求人媒体に掲載中の企業を母集団とし、1件ずつ目視チェックを実施して精度を高めました。媒体の選定についても、一度に大量抽出はせず、
・抽出
・精査
・架電
のサイクルを適宜回しながら、常にリストの鮮度を保つ運用体制としました。これにより、成果の出やすい媒体や業種へ効率よくアプローチを集中させることが可能になりました。
■トーク設計
事前の予測通り、初回の架電でいきなりアポイントに至るケースは少なく、複数回の接触を前提としたトーク設計が必要でした。以下のようにステップを分けた対応としています。
1架電目:キーマンの割り出し(割当て)
2架電目:担当者接続・関係構築(リード獲得、資料送付)
3架電目以降:アポ獲得
この流れに沿って、アポインターへの研修も段階的に実施しました。さらに、4回目以降の再アプローチも視野に入れ、SFAをカスタムし、追跡架電がスムーズに行える設計としました。
競合が多く、テレアポが難航しやすいエリアにも関わらず、期間中に69件の商談(アポイント)を獲得(アポ率3.11%)ができました。特に注目すべきは、獲得アポのうち過半数が資料送付後に実現した点であり、「リード獲得 → 関係構築 → 商談化」というプロセスの有効性が確認できました。
また、実際に受注にもつながり、ROI(投資対効果)にも貢献できたことから、アウトバウンド施策として高い成果が得られたプロジェクトとなりました。