こんにちは、河合商事の河合です。
弊社は営業支援として、テレアポ代行やインサイドセールス代行をメイン事業としている、いわゆる営業会社に分類される企業です。
しかし同業他社とはルーツはまったく異なり、代表である私のキャリア、スキルも
・営業スキルがズバ抜けて高い訳でもなく、成績も普通。
・そもそも、大手営業組織を経験しておらず、営業成績の比較経験がほぼない。
・脱サラ後、数年はブログ、アフィリエイトで生計を立てる。
・ブログのかたわらテレアポ代行をはじめたら、いつの間にかメイン事業に成長していた。
どうでしょうか、ざっと経歴を並べてみただけでも、異色どころか、「そんな営業会社の社長はいねえぞ?」レベルかと思います。
また脱サラ・独立の理由はたくさんありますが、その中の1つに「会社組織に馴染めない性格」というものがあります。新卒では大手人材会社に就職しましたが、大きな組織ではまったく活躍できませんでしたし、活躍できるイメージもわきませんでした。その後転職した社員5名ほどの小さな会社では、息を吹き返したように7年勤め、それなりに出世()も果たしました。
前置きが長くなりましたが、つまるところ、私(弊社)には、長らく企業理念(ミッション・ビジョン・バリュー)が不在でしたし、必要性も感じてませんでした。
・・・しかし、しかしでございます。なんとこの度、弊社の企業理念を定めることに至りました。
弊社が社会に対して約束するミッションは、
「日本の挑戦を加速させる。」
でございます。
これまでの私を知る方からすると、さぞ驚くことでしょう。「河合が、日本の将来を語るのか!?!?」と。
ですがご説明させてください。ミッションを作成した理由を。
結論から申し上げますと、企業理念やMVVはとても大切で必要なものです。しかし「起業当初から必要か?」と言われたら、「そうでもない」とお答えします。しかしいずれ必要になるタイミングが来ますし、それを乗り越えなければ、先に進めません。
この記事では長らく企業理念、MVVなんて必要ないと思っていた私が、企業理念、MVVを制定した理由についてお話させて頂ければと思っております。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
Contents
仕事は何のためにする?お金、家族…それが満たされたら?
一般的な企業理念、MVVの効果やメリットは、社会に対しての存在価値を明確にすることで、
・未来のあるべき姿を明文化させる。
・行動指針が定まる。
・社員が自発的に行動できるようになる。
・判断の優先順位が定まる。
といったものでしょう。みなさんもどこかで聞いたことあるかと思いますし、私も頭では分かっております。
しかし腹の底では、
「いや、でもそんな理念なくても、自分の将来は自分で決めるし、なりたい自分もあるし、やるべきことはやるし、優先順位も迷わないんですけど!」
と反発してましたし、実際、これまで困ることはありませんでした。
これまでの私を支えてきたモチベーションは、
・たくさん稼いで、豊かな暮らしをしたい。(20代前半)
・結婚した妻に、豊かな暮らしをして欲しい(20代後半)
・生まれてきた子供に、豊な人生を送って欲しい(30代以降)
というものでした。稼ぐ対象は年齢とともに変わりますが、総じて「誰かのためにお金を稼ぐ」というものでした。
そしてそのベースにあったモチベーションの源泉だったのは、「今、お金が足りてないから、もっと稼がないといけない」というものです。
これは分かりやすいモチベーションですよね、足りないものを補うために必死になる。お金以外でも、
・新しい案件が不足しているから、新規営業を頑張る。
・ノルマが未達だから、たくさんテレアポする。
・上司に怒られるから、一生懸命仕事する。
などなど。これらは「引き算のモチベーション」で、誰かに強制されるといい気持ちはしないものの、モチベーションアップには効果的です。
人によっては「意図的に不足している状況(ギリギリ達成できそうでできないノルマ設定など)」を作り出し、モチベーションを保つ工夫をする人もいます。
実は私もその傾向があり、自分自身へ厳しめなセルフノルマを課し、常に「やらねば死ぬぞ?」的な環境を疑似的に作成し、常に高いモチベーションを維持してきました。(もしも同じようなモチベ設定してきた人、いらっしゃったら仲良くなれそうですね)
「常に足りない状況」を自分自身に課すことで保ってきたモチベーションは、私の人生においてプラスに働き続けました。しかしある問題が起こります。
そう、「望んだ暮らしが手に入ってしまったら、モチベーションが維持できない」という致命的なものです。
気が付けば、幸せな暮らし。家族・仕事・お金、何が足りない?
もちろん、不足しているものを探せばいくらでもあります。
ですがもともと、私はお金を使わない性格です。どれくらいお金を使わないかと言いますと、かつてブログの節約記事がきっかけでNHKに取材頂いたり、AbemaPrimeに出演したことがあるほどの、筋金入りの倹約家です。
なので、こと足りてしまい、総じて幸せなのですよ。幸せなのは、今にはじまったことではないですが、昔と比べ、足りないものが減りました。当然ですよね、足りないものを補うために、必死になってきたのですから。
しかしいざ視界が開けてみると、以前のような鬼殺的な猟奇じみたモチベーションは失われていました。
間違いないよう説明させて頂きたいのですが、失われたのは、「鬼殺的な猟奇じみたモチベーション」であり、「一般的な高いモチベーション」は失われてません。
しかし私は会社員ではなく、1社を預かる社長です。「一般的な高いモチベーション」では不合格でしょう。
私は悩みました。どうやったら以前のような「鬼をも殺しかねない目の炎」を取り戻せるのかと。
考えた末に行き着いたのは、「なぜ仕事をするのか?」を再考することでした。しかしこれがとても難航するのでした。
河合商事の存在理由は?世の企業はお金を稼ぐために存在しているのか?
「なぜ仕事をするのか?」
この問いは非常に難しいですよね。もしも準備抜きに子供に「お父さんはなぜ働くの?」と聞かれたら、答えに詰まってしまうか、苦し紛れに「稼ぐために決まってるだろ?」と答える方も多いかなと思います。
もちろん、「稼ぐため」は正しい理由です。しかしある程度稼いでしまったら、次はどうなりますでしょうか?
私は完全に迷子になりました。「稼ぐ」以外の理由で、私が人の300倍働く理由はどこにあるのでしょうか?
社長が豪遊するお金を稼ぐために、社員が働く訳ではない。
モチベーションを保つ方法として、「高価なものを買う」というのがあります。
つまり「たくさん稼ぎ、たくさん使う、いいものを買う」、だからたくさん稼ぐ必要がある、よっしゃ、頑張るぞ、的なモチベーションですね。
これも分かりますし、否定はしません。しかし私は考える中で、このモチベーションの高め方は違うなと至りました。なぜなら
「社長が豪遊するお金を稼ぐために、会社や社員が存在する訳ではない」
からです。
私自身が会社員時代だったとき、とても近い距離で「社長」という存在を見てきました。毎日必死に夜遅くまで働き、ときに理不尽に耐えながらもモウレツに仕事していたのは、自分の将来のためであり、その仕事で社長が豪遊するためでは決してありません。
面従腹背という言葉通り、社員の努力が何か見えない「ナニカ」にお金が吸い取られているのを感じてしまったら、社員のモチベーションは下がります。私だったら、完全に心を失いますね。
在宅ワークのために働くのか?
もう一つ考えたものがありました。それは「在宅ワークのために働く」ということです。
在宅ワークで働くことは、オフィス勤務よりも難易度が高いと感じます。難易度が高いとは、「成果を出しにくい」という意味です。
オフィス勤務であれば、密なコミュニケーションにより
・偶発的なアイディアが生まれる。
・新人は社内の雰囲気から業務を学べる(つまりOJT)
・言語化、DX化などしなくても、一定業務はマンパワーで回せる。
などの恩恵がありますが、在宅ワークには一切なく、それらがない状態で成果を出さねばなりません。
しかし業務を依頼するクライアント側にとっては出社/在宅の違いは関係なく、「どちらでもいいけど、成果出してね」というもの。つまりオフィスより不利な条件だが、オフィス同等以上に成果を出す必要があります。もしも成果が出せないようであれば、在宅ワークモデルは崩れ、存在できません。
「だから在宅ワークが存在するために、一生懸命仕事をしよう!」
そう考えたときもありました。しかしダメでした。なぜなら在宅ワークは目的ではなく、ただの手段だからです。
そして何よりも
「だったらテレアポ代行じゃなくてよくない?」
という素朴で的確な疑問は、大きく私を苦しみました。いったい何を仕事の目的にしたらいいのだと。
企業理念は、永遠に満たされない未来への希望。
ずっと考えてました。答えは少しずつ明らかになるのではなく、ある日突然舞い降りました。これだと。
河合商事は、
「日本の挑戦を加速させる」
ために存在している。だから私も「日本の挑戦を加速させる」ために仕事をしているのだと。
こう考えたとき、これまで複雑に絡まっていた課題がすべて一気に解決しました。
・テレアポ代行:新しい事業に挑戦するクライアント様を加速させる。
・在宅ワーク:無理だと思われている働き方に挑戦し、日本を加速させる。
どうです?すべてぴったり当てはまります。そして何よりジャストフィットしているのは、私の性格と働き方。そう、私の人生は挑戦に満ち溢れているのですよ。冒頭にも書きました私のキャリアも、
・未経験で営業に挑戦。
⇒無口、口下手、不愛想な男だったので、本当に売れなかったが、無事に克服。
・ライティング得意でないのに、ブログ副業にチャレンジ。
⇒当初、炎上でしか集客できず、ライティングもできない状態だったが、今はSEOで集客できるレベルに。
・テレアポ代行やったことないのに、やってみる。
⇒当初、本当に苦労したが、たくさんの人に支えられ、8年目。アウトバウンド営業の独自進化を遂げる。
・在宅リモートでの組織化に挑戦。
⇒そもそも、マネージャー未経験、組織化なんて知らないのに、さらに難易度の高い在宅での組織化に挑戦中。
⇒現場を任せられる人材が育ちつつあり、私が動かなくても現場がまわるように。
挑戦と失敗と黒歴史に溢れた人生を送ってきました。だから私はこの言葉が大好きです。この言葉を聞くと、内なる力が目覚めます。ほんの少し稼いだ程度で「まあこんなものか」と思いあがりそうな私を、修羅へと引き戻してくれます。
だから私は気が付いたのです。企業理念とは、永遠に満たされることのない希望なのだと。「永遠に満たされることのない」とは、なんと素敵な響きでしょうか。ずっと夢見ていいのです、ずっとずっと、永遠に。これほど楽しいことはないですよね?
※余談ですが、絶賛ハマっている「マインクラフト」も、無限に世界が広がるゲームで、終わりがありません。最高です。
必要とちょっと豊かな生活が送れるだけのお金と、プライスレスな家族たちのかけがえのない時間。
これらを手にすると、人は満ちてしまいます。満ちてしまうと、牙が抜けてしまいます。
無理に高価なものを買ったり、豪遊しようとごまかしても、それは偽りだと思います。どこまでやっても、それはいずれ終わりがあります。
もしくは終わりそうな虚構を、無理して終わらせないように、高価なものを買い続ける・・・そんな姿かもしれません。
私はそんな姿に憧れませんでした。目の色が輝きません。
しかし企業理念を掲げた今、私は仕事が楽しくなりました。手に入れても手に入れても、決して満ちることのない、壮大な未来を見つけたからです。
「日本の挑戦を加速させる」
この未来は5年、10年、20年・・・100年たっても、完成はありません。それつまり、ずっとずっと追いかけていいことです。
企業理念を掲げることで、社長一人の目の色が変わりました。
同じく、一緒に働く社員の目の色を変える力もあるでしょう。お金のために働くのはもちろんです。しかしそれがある程度満ちたとき、そこから先に何がありますか?
河合商事には、永遠に満ちることのない、希望があります。
「日本の挑戦を加速させる」
手段は問いません。今はテレアポ代行と在宅ワークにチャレンジしてます。今後、AIなのか、VRなのか、いったいどんな未来になるのか想像もつきませんが、私たちが目指すのは変わりません。どんな時代になっても、日本の挑戦を加速させます。そのために私たちは存在します。
一緒に働いてくれる社員を募集してます。
今、私は採用活動に本気です。
「日本の挑戦を加速させる」理念に共感し、同じ船に乗ってくれる社員を探しています。今回探しているのは社員ですので、マネージャー候補になります。
具体的には、テレアポ代行をやります。毎日、たくさんテレアポをします。たくさん断られるので、辛いときもあります。
ですがテレアポの背景には、「依頼主のクライアント様の挑戦」があります。私たちのテレアポは、クライアント様の挑戦を加速させます。
そして私たちも在宅ワークに挑戦します。在宅ワークは難しい働き方です。自己管理がとても大変です。社長が私なので、将来的にも出社はあり得ないでしょう。
しかし難しい働き方にも挑戦し、日本を加速させます。在宅ワークの働き方で成果が出せれば、日本はもっと豊かになります。
アポインターからのスタートです。アポインターとして経験を積み、リーダー、営業、マネージャーなど、キャリアを積んでいきます。
給与は高いところと比較すると安いと思いますが、地方企業の中で比較すると高いと思います。詳しい条件、まとめてありますので、少しでも気になる!と思った方、ぜひお気軽にお問合せくださいませ!