こんにちは、河合商事の河合です。
突然ではありますが、弊社は今年から「BEST APOHIME」(ベストアポ姫と読みます)の表彰をスタートすることにしました。
「BEST APOHIME」とは、今年最も輝いたアポインターさんに贈る、「最優秀賞」のようなイメージです。企業によっては、「社長賞」と呼ぶ会社も多いでしょう。
弊社では「BEST APOHIME」と呼び、最も輝いたアポインターさんの功績と努力を称え、豪華景品と金一封がお届けされる、というものです。
事前連絡なしにスタートした「BEST APOHIME」。アポインターさんからすると、「また社長が突然はじめたぞ、ご乱心か・・・!?」感が山盛りだったと推測しております。(加えまして私の説明不足もあり、大変恐縮でございます)
しかし「BEST APOHIME」のスタートは思い付きではなく、熟考に熟考を重ね、
「やるなら、今しかない」
「いや、今だからこそ、これはきちんとやるべきだ」
と確信したので、踏み切った次第であります。
本日は「BEST APOHIME」を踏み切った理由、そして本当の狙いについてお話させて頂ければと思っております。
アポインター、そしてスタッフの皆様。いつも言葉足りずで申し訳ございません。
ただどうしてもお伝えしたい想いがありますので、最後までお付き合い頂ければと思っております。
▽こちらが実際にお届けした記念品です。
Contents
長年構想はあったが、実施しなかった「社長賞」
突然はじまった「BEST APOHIME」。しかし「社長賞」の構想の歴史は長く、現在のテレアポ体制が構築された初期段階からずっとありました。
「頑張ったアポインターさんの成果と努力を評価したい。」
この想いを実現すべく、必要な制度、支援を考えており、その中に初期からあった「社長賞」。
しかし制度として実現することはありませんでした。
頑張っているのは、「組織の中のたった一人」じゃない。
私が社長賞に踏み切らなかったのは、「そもそも、全員がそれぞれ頑張っている」という想いが強かったからです。
弊社ではZOOMに繋ぎながらテレアポ稼働しており、朝と昼には朝礼昼礼があり、雑談もあればマジメなお悩み相談もあります。
そのような「半分在宅・半分オフィス」で仕事をしながら苦楽を共にしていると、
「今、ここにいる全員が、それぞれの立場で頑張っている」
「その中から一番を選ぶなんて無理だ。」
と思っていたから。だから長らく社長賞は構想はあれど、半永久的に実現しない評価制度だったのです。
採用しているメンバー全員の選考プロセス関わり、最終決断したのは私です。皆さん、それぞれ事情を抱えながら、それぞれの「在宅で働く理由」を実現すべく、河合商事で仕事をしてくれています。
「もし社長賞を選ぶとしたら・・・」を具体的に考えれば考えると、この評価制度は迷宮ラビリンスの奥深くへと迷いこみ、日の光が当たることはありませんでした。
代替え案としての「皆勤賞」。
ではどうやって頑張ったアポインターさんの努力を評価するのか?
その1つの試みとして実現したのが、「皆勤賞」でした。
「でした」というのは、この評価制度はすでに過去形であり、今は廃止となっているからです。
皆勤賞はその名の通り、一定の基準さえクリアすれば、一人だけでなく、同時に2人、3人、、、と、頑張った人すべてを評価できます。
幸い、皆勤賞に該当したアポインターさんも数名おり、制度としては機能しておりました。
しかし時間がたつに従って、実現したい想いとのズレを感じるようになってしまいます。
そのズレを冷静に見つめなおしてみると、
「評価されることで、どの程度誇らしく思えるか?」
に疑問が生じていると気づきました。
皆勤賞はあくまでも自分との闘いであり、横並びの表彰。それはそれで大切なことですが、
・皆勤賞をもらった。
・No1の成績を獲得した。
この2つを比べたとき、「どちらが誇らしいか・・・」と考えたとき、「皆勤賞ではないな・・・」と思ったため、皆勤賞はゆっくりと廃止へと向かっていったのでした。
アポインターさんに伝えたい、たった1つの想い。
「評価されることが、どれくらい誇らしいか?」
私が評価制度で大切にしたいこの軸は、私がアポインターさんにお伝えしたい想いにリンクします。
それは、
「今の弊社での業務を、もっと胸と張って誇りに感じてほしい」
との想いです。
この想いを伝えたい、日々の業務で感じて欲しい。だから評価制度では、「評価されることが、どれくらい誇らしいか?」という軸を大切にしたかったのです。
クライアント様から頂く、多くの「ありがとう」のお言葉。
アポインターさんにどうしても伝えたいのが、「あなたの架電を、心から喜んでくださる方がいる」という事実。
それはもちろん、リストにあるアプローチ先企業でもありますし、私たちにテレアポ代行をご依頼してくださる、クライアント様もです。
とくにクライアント様からは定例MTGのたびに、
「河合さん、丁寧な架電、ありがとう。引き続きよろしく」
「河合さん、こんな結果が出るとは思わなかった。本当にありがとう」
「河合さんのおかげで何とかなりました。」
と多数の感謝のお言葉を頂きます。
クライアント様のご満足の1つに、ターゲット選定やインサイドセールスの「戦略設計」への評価もあると思います。
しかし私たち設計側が描いた戦略を形にして実行しているのは、在籍しているアポインターさんの1架電です。
お喜びの声を頂くたびに、アポインターさんに周知しております。しかし内心、私は正しく伝わり切れてないとも思っております。
・クライアント様の渾身の笑顔。
・クライアント様の笑い声。
・クライアント様との公開できない本音トーク。
これらの情報は、朝礼昼礼の限られた時間、しかも口下手王(無口・無表情・不愛想)の私の説明からでは、正しく伝わることは難しいでしょう。
ですがどうしてもアポインターさんに伝えたいのです。
「あなたが、今している架電は、ほかどの会社の架電よりも素晴らしいものだ」
「その素晴らしい架電を、日々してくれ、毎日誰かが感謝している」
という事実をもっと伝え、感じて欲しいのです。
アポインターさんが本当に評価されたい存在とは?
さて、ここで私は考えました。
私はアポインターさんの努力を評価し、称えたいと思っている。
しかしアポインターさんは、本当は誰に評価されたいのか・・・?
これまで目線が「会社」だったので気が付きませんでしたが、目線を「在宅で仕事をしているアポインターさん」に向けたとき、謎は解けました。
テレアポ業務に堂々と胸を張りたい。でも…
「在宅ワーク」と聞いたとき、皆さんはどう思いますか?
もう一つ。「テレアポの仕事をしている」と聞いたとき、皆さんはどう思いますか?
いきなりのご質問で恐縮ですが、つまりはそういうことなのです。
弊社で稼働するアポインターさんが置かれている環境、「在宅ワーク」「テレアポ」のイメージとして、
・在宅で楽そう。
・在宅、うらやましい。
・通勤なくていいな。
・怪しい。
・テレアポ?迷惑電話・・・?
・テレアポ、大変そう。
・一人で部屋にこもって、ひたすらしゃべってる。
・ひたすら断られてそう。
このようなイメージを連想しませんか?見事に並ぶ、ネガティブワードかと思います。
「在宅」は決して楽な仕事ではなく、
・孤独耐性
・自己管理能力
・自己解決力
・ITリテラシー
が求められ、ある意味では「オフィスワーク」よりもハードです。
しかし世の「在宅ワーク」のイメージはその真逆であり、在宅ワークをするアポインターさんは周囲からそう見られながら仕事をしていると予想します。
そこに輪をかけるように、「テレアポ」のネガティブなイメージが加わります。
アポインターさん自身は誇りをもって業務に取り組んでいたとしても、周囲の理解が必ずしもあるか・・・と考えると、現実はそうとは限らないのです。
一番身近な人に「すごいんだ」と思ってほしい。
在宅ワークで働くアポインターさんの近くには、家族の存在がいます。
それはZOOMの画面には映りませんが、アポインターさんの努力を一番身近で見てくれる存在がいます。
アポインターさんの努力とは、業務時間の架電だけではありません。
アポを量産するトップアポインターに属する人ほど、業務時間外の努力を欠かしません。
業務時間外の、
・業界の最新動向をチェックする。
・自分のトークを分析し、改善する。
・商材の研究をする。
・テレアポノウハウを勉強する。
などの努力を欠かしません。努力の量が違うから、結果として獲得アポ数が変わってくるのです。
アポインターさんの一番身近にいる家族は、その努力を知っているのではないでしょうか。
だから内心、ご家族の方も「〇〇はすごく頑張っている」と思っているのではないでしょうか。
でも「在宅」「テレアポ」という環境から、どこか胸を張れない。
そこに会社から今年、もっとも輝いた「BEST APOHIME」に選ばれたら・・・、その努力をずっと見てきた家族の方も嬉しいのではないか・・・?
「やっぱりお母さんはすごかった!!!」
お子さんにとって、母親は優しさでもあり、働く母親はヒーローでもあります。
もしお子さんがいる、女性アポインターさんだったら、このような歓喜が生まれるのではないか・・・?
いや、その歓喜が生まれて欲しい。だから会社として、
「〇〇さんは、本当にすごい仕事をしてるんですよ」
ということを、ご家族の皆さんにお伝えしたい。
この想いを伝えたく、諸々のデメリット(No1を選ぶなど)を考慮しても、今このタイミングで「BEST APOHIME」をスタートさせたのです。
だからもし「BEST APOHIME」になった場合、どうかその事実をご家族の方に盛大にドヤって頂きたい・・・。
そしてあなたの努力を一番見てる方から、「会社の中で一番になった」という事実を、盛大に評価して頂けたら・・・。
そんな想いが、「BEST APOHIME」には込められているのです。
「BEST APOHIME」は始まったばかり。
「BEST APOHIME」は、2022年が記念すべき第一回です。まだまだはじまったばかり、これからです。
制度として改善も必要ですし、もっと体系化する必要もあります。
しかし2022年は、評価が大きく変わったターニングポイントかと思ってます。
これまでの横並びではなく、明確に「No1」が生まれる評価制度です。
それはアポインターさんに、今の業務をもっと誇りに思って欲しい、という想いを実現するため。
そしてアポインターさんの努力を身近で見ている方に、「すごい仕事をしてるんだぞ」と感じて頂くため。
2022年にはじまった「BEST APOHIME」は、これからも改善を続けながら、頑張ったアポインターさんを正当に評価し、応援していきたいと思っております。
きたる2023年は、さらにココロオドル「BEST APOHIME」に。引き続き頑張っていきましょう、よろしくお願いいたします!