こんにちは、河合商事の河合です。
見た目の100倍泥臭いと言われる採用業務。
各企業の採用担当者様は、日々苦心されているとお察しいたします。
とくに悩ますのが、採用基準と評価基準。
どんな方を採用し、
どんな活躍を期待し、
どう評価していくか?
採用基準は企業への入り口。
ここの基準が不明瞭、もしくは不適切であれば、望まぬマッチングにより不幸の連鎖が止まりません。
評価基準は、どんな活躍をする社員に残ってもらうか?
そのため「評価基準=残る社員のパフォーマンス=企業の実力」となります。
弊社については、それすなわちアポインターの実力であり、戦略的テレアポのサービスを下支えするものです。
うっかり会社を辞めて独立してしまった私としては、採用・組織化は未知の領域。
プレーヤーとしてではなく、はじめての社長業として非常に苦心しました。
しかし月20~30の面談を繰り返す中で、ある種の成功のパターンが見えてきました。
企業を成長させるための人材の採用基準とは?
企業の実力を高めるための評価基準とは?
この記事では弊社に集うアポインターたちの高い実力を垣間見れる、採用秘話についてお届けさせて頂きます!
Contents
「採用したい人は、ドアの入室で決まっている」は本当だった。
「採用したい人は、ドアの入室で決まっている」
採用あるあるとして語られる言葉、あなたは聞いたことありますか?(もしくは実感したことはありますか?)
これまで100人以上の方と面談させて頂いた経緯からしますと、この話はマジだと思います。
(弊社の面談はWEBですので、入室ではなく、繋がった瞬間になりますが。)
実際、弊社で活躍しているスタッフの多くは、面談開始3秒以内に
「あ、この人と一緒に働きたい!」
との思いがこみ上げた方ばかりです。
「人を見た目で判断するな」
「第一印象がすべてじゃない」
義務教育では「人間中身が大切」と繰り返し教わった記憶がありますが、採用においては中身よりも見た目、第一印象が重要であると感じております。
採用基準:第一印象がよい。よい第一印象を意図的に作れるか?
「第一印象がよい」とは、具体的にどのような印象を指すのでしょうか?
・笑顔がさわやか。
・表情が明るい。
・目に自信とやる気の炎が宿っている。
・声が聞き取りやすい。
・清潔感がある。
・礼儀正しい。
・まっすぐ前を向いて、目を見て話をする。
第一印象のよさげな作法を列挙してみましたが、確かにこのオーラを纏った人はすごく第一印象いいですよね。
ぱっと見、非常に「いい人」「優秀な人」「信頼できる人」に見えるので、つい心を開いてしまいます。
ですがこれらの「よい第一印象」は、ほんの少しの努力で操作できます。
日常生活では無表情のクールボーイでも、面談のときだけ白く輝く歯を見せてスマイルするなんて、容易いこと。
私だって、ビジネスを離れれば「ん」しか言葉を発しない、寡黙なミドルボーイです。
しかし一歩ビジネス界に戻れば、歯を見せて爽やかスマイルになります。この光景、父上・母上が見ると震えるそうです。
つまり第一印象の操作など、コツを知れば、ほんの少しの努力でいかようにもなるのです。
「第一印象は、簡単に操作できる」
「だから第一印象で人を判断するのは危険だ」
「やっぱり人は中身。じっくり話を聞くべき!」
とのご意見が飛んできそうで恐縮です。
しかし、いいえ、違うのです。
簡単に操作できる第一印象は、いわば相手への配慮、気遣いではないでしょうか?
・本来の自分が爽やかでなくても、相手のために爽やかを演じる。
・本来の自分が明るくなくても、相手のために明るく元気な性格を演じる。
ビジネスは相手への思いやりがなければ成り立ちません。
とくに弊社の事業「営業代行」は、相手への思いやりを持つのがスタートラインです。
第一印象がよい人が、それが天然なのか、努力なのか、それはどちらでもよいこと。
大切なのは、
「相手にいい印象を与えようと、努力している、配慮している」
ということです。
この採用基準で組織化してきましたが、大きく失敗したことはありません。
レスポンスが速い人は仕事も早い。そして上達するのも早い。
「採用したい人はドアを開けた瞬間から採用したい」
と、先ほど申し上げたばかりで恐縮ですが、よくよく考えますと、
「本当に採用したい人は、会う前から採用したい」
が正解でした。
具体的にいいますと、
・ヒアリングシートの返信がマッハ。
・面談のスケジュール調整の返信が爆速。
・面談後のやり取りもスムーズでストレスフリー。
など、とにかくレスポンスが速いのです。
レスポンスが速い人は、その後の仕事も早いです。
そして仕事を覚えるのも早かったです。
ですので、弊社の採用基準には「レスが早い人」がランクインしております。
書類選考、面談がはじまる前段階。まだ何もはじまってない部分にこそ、仕事のスキル・スタンスはにじみ出るものですね。
履歴書の肩書・経歴は、火傷したことが多い。
お恥ずかしながら、採用で火傷をしたこともございます。
とくに多かったのが、履歴書の肩書・経歴です。
「テレアポ経験10年!」
「法人営業として○○を経験!」
「有名大学、有名企業出身!」
「インサイドセールスの立ち上げから参加!」
「おっ!」と生唾飲んでしまう経歴。これだけで「ぜひご一緒にお仕事を…!」の言葉がこみ上げます。
しかし経歴重視で選考していくと、どこかのタイミングで行き違いが生まれることが多かったです。
・欠勤が多い。
・スクリプトの読み方が棒読みだった。
・愛想が0だった。
・前職の経歴をよく聞いてみると、営業が苦手で退職した経歴だった。
肩書・経歴は、その方がどんな人生を歩み、どんな経験をしてきたか、瞬時に理解する指標として最適です。
しかしその指標はあくまでも「過去」を推し量るもの。今現在のその方のパロメーターではありません。
・・・と頭で理解しても、ついついやってしまいがちな、この火傷。
そのため採用基準として、学歴・職歴は除外しました。
選考の入り口段階で色メガネをかけない方が、今のところうまくいってます。
万人受けする評価基準はない。誰のための評価基準にするのか?
採用基準と並んで頭を悩ますのが、評価基準。
採用基準によって船に乗ったメンバーを「どう評価するか?」によって、メンバーのパフォーマンスは大きく変わります。
メンバーのパフォーマンスは、会社全体のパフォーマンスに直結します。
ですので、
「評価基準」=「会社全体のパフォーマンス」=「会社の実力」
となるのですね。
評価基準によって会社の実力が算出されるので、企業としてはメンバー全体のパフォーマンスの上がる評価基準を導入したいところ。
しかしこれがうまくいかない。
誰かにとって最適な評価基準は、ちがう誰かには居心地の悪い評価基準。
すべての人に受け入れられる評価基準を作ろうとすると、結局誰にも支持されない評価基準になってしまうのです。
頑張る人が、純粋に報われる評価基準がいい。
独立するまでの期間、およそ8年間をサラリーマンとして過ごしました。
サラリーマンとしての不満でもっとも大きかったのが、評価基準。具体的には、
「やっても評価されない」
「やっても無駄」
「だったら、テキトーな仕事でやり過ごした方がマシ」
という不満が大きなウェイトを占めていました。
ボーナスというインセンティブがあるものの、ボーナスは全体の業績が加味されます。
そのため個人で必死に頑張っても、「ボーナスカット」の悔し涙を飲んだこともありました。
立場は変わり、現在は私がメンバーの努力に報いる立場。
ではどのような仕事をしたメンバーに報いるべきか?
胸に手を当てて2秒ほど考えたとき、瞬時に浮かんだのは、
「頑張った人が、一番評価されるべき」
というシンプルな評価基準でした。
シンプルな評価基準を導入するために、弊社は万人受けする評価制度を辞めました。
頑張った人からすると居心地のよい評価制度ですが、「あわよくば適当な仕事をして・・・」と考えている人からすると、居心地の悪い評価制度かと思います。
具体的には、時間あたりの成果量を非常に重きを置いてます。
なぜなら同じ1時間でも、メンバーのパフォーマンスによって1時間の価値が変わるからです。
同じテレアポ業務をやっているメンバーでも、パフォーマンス・モチベーションによって、仕事の中身は全然ちがいます。
この評価制度を伝えると、それだけで拒絶する方もいるのも事実。
もしかしたら、そのような方の中に超優秀な方もいたかもしれません。
ですが、私はブレないことにしました。
それは「頑張る人が一番報われるシンプルな評価制度」にしたいから。
その結果、今現在メンバーに残っている方はパフォーマンスもモチベーションも高い方ばかりです。
ときおり「払いすぎでは?」と肝を冷やすこともありますが、これでいいのです。
残っている方は、みな優秀でモチベーションも非常に高いから。
であれば、私は全力でメンバーの仕事に報いるべきでしょう。
せっかく万人受けする評価制度を辞めたのですから。
そのメリットを最大化させたいと思っております。
まとめ:採用基準と評価基準で、最高のチームを作る。
採用基準と評価基準は、常に迷います。
なぜなら組織に与える影響が大きいから。基準がブレてズレていると、組織として機能しません。
しかし逆を言いますと、採用・評価基準に芯が通っていれば、思い描く理想のチームが作れます。
思い起こせば採用に本気になりはじめたのが、昨年の10月頃。もうすぐ1年でございます。
去年の今頃を振り返ると、弊社のチーム・テレアポは見間違えるようになりました。
やはり採用・組織化は、企業にとって非常に重要な命題だなと感じます。
現在の採用、評価基準が絶対とは思いません。今後、ますますの改善が必要でしょう。
しかし採用・組織化の重要性は変わりません。
今後とも弊社はメンバーに真剣に向き合います。真剣ゆえに流血騒ぎが起きるかもしれませんが、その問題すら乗り越えられる組織を作りたい。
これからも成長を続ける、チーム・河合商事。ご期待のほど、どうぞよろしくお願いいたします。