こんにちは、営業代行の河合です。
「営業マンはバカになれ!」
冒頭からいきなり「何言ってるの?ついに逝ってしまったの?」と、心配されたあなた。
・・・ご安心ください。私はいつも通りでございます。
しかし、私はただ営業の真髄を述べただけです。「営業マンはバカになれ!」と。
営業マンこそ、最高のバカになれ、バカになり切れ、バカを演じろ。
これこそ、営業マンの真髄なのであります。
その理由は明確でございます。それは、
・お客さんに可愛がられるため
・お客さんから愛されるため
でございます。
私は大企業のような営業研修を受けたことはなく、未経験で営業への転職組なので、全て自己流で売上を立ててきました。全ては営業の現場から学びました。
だからこそ、私は声を大にして言いたいのです。
「営業マンこそ、バカになってお客さんに可愛がられるべきだ」と。
そこでこの記事では、営業マンがバカになって得意先から可愛がられるメリットと、その方法について書いていきましょう!
さあ、あなたもBAKAになりきりましょう、演じ切りましょう!
Contents
営業マンがバカになる必要性。
「営業マンはバカになれ!」と言われても、正直、私はイヤでございます。
何が好きで自らバカにならなくてはいけないのでしょうか。逆立ちしてもイヤでございます。
しかし・・・営業マンは、バカになる必要性があるのです。
インテリは敬遠される。
営業マンがバカになる必要性があるのは、インテリはお客さんから敬遠されるからです。
営業マンと言ってもピンキリで、高学歴の高度な専門技術を持った営業マンもおります。しかしだからと言って、
・・・ですので、この技術は・・・○○で~○○ですので・・・。
あ、いやいや、そうじゃないんですよ、だからね・・・うんたらかんたら・・・
インテリ度マックスでお話すれば、秒速でお客さんから敬遠されてしまいます。
本当は専門知識を持った賢い営業マンだとしても、お客さんの前ではその知識を隠さねばなりません。
まさに「能ある鷹は爪を隠す」でございますね。
自分の殻を壊さないと、相手の懐には飛び込めない。
営業マンがバカになる必要性は、自分の殻を壊さないと、相手(お客さん)の懐に飛び込めないからです。
営業は、お客さんの懐に飛び込むのが仕事です。
懐に飛び込んで、悩みを共有し、解決までの道のりを示し、一緒に歩く。
これこそ、理想の営業の仕事でございます。
しかし、まずはお客さんの懐に飛び込まねば、何も始まらないのです。
「恥ずかしい」は、裏を返せば、「恥をかきたくない」ということです。
つまり、あなたはお客さんを前にして、まだ自分の殻の中に閉じこもっているのですよ。
いや、まぁ人間ですから、誰だって恥はかきたくありませんよね。お客さんの前で、カッコ悪い姿なんて見せたくないですし。
ですが、営業に限って言わせて頂きますと、その「中途半端な姿」こそ、一番カッコ悪いのですよ。
いいではないですか、この際、恥もプライドも捨てて、おバカになってみましょうよ。
おバカになれば、お客さんの懐に飛び込むなんて、ちょちょいのちょいですから。
ひょひょ~い、まいどで~す!
・・・キモイ。
営業は自分の殻を打ち破って、相手(お客さん)の懐に飛び込まねばなりません。そのためには、バカになる必要がございます。
営業がバカになって得られるメリット。
営業マンがバカになる必要性、ご納得頂けましたでしょうか?
しかし実際、営業マンがバカになって得られることは何でしょうか?ただ「バカなヤツ」と思われるぐらいなら、死んだ方がマシでございます。
ですがご安心くださいませ。
営業マンがバカになって得られるのは、営業をする上でとても大切なことなんですよ。
警戒されない。
営業マンがバカになると、お客さんから警戒されなくなります。
お客さんは売込まれる、営業されることを嫌います。つまり、営業マンは常に嫌われる、避けられる存在なのです。
しかも営業マンが賢くインテリで、やり手であるほどに、お客さんはどんどん警戒してしまいます。
お客様・・・こちらの新商品は、世界で1000万個売れているベストセラー商品でございます。
しかも今だけ、1個お買い上げ頂くと、もう1個おまけするサービスをしております。(完璧な営業トーク、決まった!)
な、何、この隙のない感じは・・・。
・・・なんか騙されてる!?
露骨に知的でインテリでやり手な営業マンは、お客さんに敬遠されて終了でございます。
しかし営業マンがバカになると、お客さんから警戒されることがありません。
むしろ、変なプライドを捨てて身軽になっているので、お客さんの懐に飛び込むことができます。その結果、お客さんと近い距離感で、ごく自然に営業ができるのです。
まいど!○○さんが興味ありそうな新商品、出たんですよ!
一瞬だけ見て頂けないですか?
一瞬だけ?一瞬じゃダメでしょ、しょうがないなぁ・・・!
突っ込みどころをわざと作っておき、お客さんに突っ込んでもらう。これは営業のちょっと高度なテクニックだったりします。
▽初対面の警戒心を解く方法はこちらで解説しました。
お客さんに可愛がってもらえる。
営業マンがバカになると、お客さんに可愛がってもらえるメリットがあります。
人間は不思議なもので、「ああ、こいつ、おバカねえ。。。」と思った相手には、なぜか優しくしてしまいます。
ほら、よく言うではありませんか、おバカな後輩ほど可愛いって。
「せんぱぁ~い~!ここ、分かんないので、教えてくださぁ~い!!(本当は知ってるけど)」
「ん?なんだよ、こんなことも分からないのかよ、しょうがないなあ。(可愛い奴め)」
あなたはこの茶番に身に覚えはありませんか?
営業もこれと同じでございます。おバカなふりして、お客さんの胸に飛び込んだ方が、お客さんにたくさん可愛がってもらえるのです。
同じような商品で、同じような値段だったら、可愛いと思っている人(営業マン)から買って上げたいと思うのが人の心。
つまり、営業マンがバカになれば、それだけ安定して売上を伸ばすことも可能なのであります。
▽お客さんに可愛がってもらえれば、接待だってやる必要がありません。
営業マンが簡単にバカを演じる方法。
どうですか?おバカになるメリット、結構おいしいと思いませんか?
しかし「ちっぽけなプライドが邪魔をして、おバカになり切れない!」と歯がゆい思いをしている方も多いはず。
そこでおすすめしたいのが、簡単にバカを演じる方法でございます。
これなら明日からでも、おバカを演じることができますよ。
弱みをわざと見せる。
バカを演じる簡単な方法は、自分の弱みをわざと見せることです。
自分の弱みをわざと見せることで、「こいつはおバカねえ・・・」と愛を持って接して貰えるようになります。
「大の男が人様の前で弱みなど見せるなんて、死んでもできない!」
と思う気持ちはよく分かります。人間誰しても、自分の弱みなんて見せたくありません。
しかしだからこそ弱みを見せることで、相手はあなたに親しみを持ち、そして可愛がってくれるようになるのです。
ちなみに私がよく用いる手段は、ずばり「毛」でございます。つまり、ハゲネタでございますね。これが実に便利なんですよ。
父はハゲ。祖父もハゲ。そして母方の祖父もハゲ。
ハゲのサラブレットとは、まさに私のことでございます。ふふ(にこり)
このフレーズ1つで、私はもう8割勝ったようなものです。ご契約ありがとうございました。
自分の弱みを人に見せるだけで、簡単にバカを演じることができます。バカを演じて、お客さんとの距離をぐっと近づけてしまいましょう。(そしてあわよくば、ご契約を頂きましょう)
「見え透いたお世辞」は逆効果。
しかしバカを演じる上で、1点だけ注意がございます。
それは「見え透いたお世辞」を言わないことです。
見え透いたお世辞はお客さんから可愛がられないだけでなく、「ああ、こいつは裏があるヤツだな」と、マイナス評価をされてしまいます。
お世辞には「相手を持ち上げるお世辞」と「自分がへりくだるお世辞」の2種類があります。
おバカな自分を演じて可愛がられたい気持ちが強くなると、「自分がへりくだるお世辞」を言いたくなってしまいます。
ですが、自分がへりくだるお世辞は、営業においても厳禁ですよ。
いやー、私なんて、足し算すら危ないですからね、いやー、小学生からやり直さないとなー、はははははh・・・(なんか視線が冷たいのですが)
いくら自分がへりくだろうが、見え透いたお世辞は聞いている方もいい気持ちはしません。
むしろ「こやつは本物のバカだな」と、うれしくない称号を頂いてしまいます。
バカを演じる時は、自分がへりくだる必要はありません。ごく自然に、さらっとあなたの弱みを見せて上げるだけでいいのですよ。
営業マンは、愛されるバカになれ。
さて、いろいろご説明して参りましたが、つまるところ、営業マンは「愛されるバカになれ」ということでございます。
本当におバカでも、おバカを演じているだけでも、大切なのは「バカになることで、愛されること」なのですから。
バカになるために、誰かをいじったり、自分がへりくだったりする必要はありません。
ただちょっとだけ、あなたの弱みを見せて上げるだけでいいのですよ。
「え?頭皮が見えてる?・・・あぁ、ハゲのサラブレットですから(にこり)」と。
もちろん、愛されるバカになるには、お客さんからの仕事はきっちりこなす必要がありますよ。
・納期より早く届ける
・迅速に回答する
・親身になって悩みを共有する
迅速な回答、いつもありがとう。助かるわ。
お褒め頂き光栄でございます。
ハゲ界のサラブレット、その名に恥じないよう迅速にお仕事させて頂きます。(にこり)
もうこれでお客さんは、あなたのファンでございます。いつもありがとうございます。
まとめ:お客さんに愛される営業マンになろう!
「俺だって、バカにはなりたくねぇよ!」
そのお気持ちはよく分かります。ですが営業マンがバカになるべき理由、メリットがあるのですよ。
1・インテリは敬遠される。
2・バカになって自分の殻を壊さないと、相手の懐に飛び込めない。
3・バカを演じることで、警戒されることなく、ごく自然と営業できるようになる。
4・バカを演じるには、自分の弱みを見せるのが一番。
5・つまり、愛されるバカになれ。
誰だってバカにはなりたくありませんが、ほんの少しのコツ(弱みをみせる)だけで、バカを演じることが可能です。
バカを演じるだけで、お客さんから可愛がられて、注文を独占することもできます。
バカを演じるために必要なのは、一歩踏み出す勇気だけです。自分の殻を破って、お客さんの懐に飛び込んで行きましょう!
それでは、また!
「営業マンはバカになれ」
残念ながらバカになるだけでは足りません。営業の大切なマインドは、こちらの記事に凝縮しました。
▽もちろん、営業テクニックも知っておいて損はありません。