「25年間、無口・無表情・不愛想と言われ続けた男が、ある日突然、営業マンになったら・・・。」
こんにちは、河合商事の河合です。
冒頭のご挨拶の一文は、何を隠そう私自身の淡い思い出をつづらせて頂きました。
私は無口・無表情・不愛想を極め、コミュ障オブザキング(コミュ賞)を受賞した()こともある、筋金入りのコミュ障でした。
「でした」、と過去形にしたのは、営業マンになったことで、コミュ障を克服することができたからです。
普段は物静かな私ですが、ビジネスモードになると心地いいコミュニケーションフィールドを展開することができるようになりました。
コミュ障だった私がコミュ障を克服するのは、簡単なものではありませんでしたが、やってみて1つだけ確信していることがあります。
それはコミュ障は、正しいトレーニングを積めば、誰でも克服することができる、ということ。
コミュ障を克服する、正しいトレーニング方法とは?
本当にコミュ障は誰でも克服することができるのでしょうか?
この記事では、コミュ障を克服したいと願うあなたのために、コミュ障を克服する方法について解説させて頂きましょう。
Contents
コミュ障は誰でも克服できる。
コミュ障を克服するためのトレーニングをお伝えする前に、最も大切なことを申し上げます。
それは「コミュ障は、誰でも克服することができる」ということ。
断言いたしましょう。コミュ障は、誰でも克服することができます。
ですので、まずはこの言葉をあなたの胸の中にそっと大切にしまっておいて下さい。
では、なぜ私は「コミュ障は誰でも克服できる!」と繰り返しお伝えしているのか、その理由をお話させて頂きましょう。
「コミュ障は克服できる!」という自信が最も大切。
これから解説するコミュ障を克服するトレーニングを実施する上で、最も大切なことが「コミュ障は克服できる!」という自信でございます。
「努力すれば、自分もコミュニケーションが取れる!」
「初対面の人とも会話ができる!」
という自信こそが、コミュ障克服にとって最も必要なことです。
なぜならコミュ障を克服するためには、コミュニケーションをたくさんしなくてはいけないからです。
「コミュニケーションが苦手だ・・・」と言って、コミュニケーションを避けていては、いつまでもコミュ障を克服できません。
むしろ、苦手意識、自信のなさが表れてしまい、ますますコミュニケーションを取ることが難しくなってしまいます。
その結果、コミュニケーションスキルが伸びないどころか、ますます人と会話するのが苦手になる悪循環に陥ってしまうのです。
いや、しかし私も偉そうに書いておりますが、25年間コミュニケーションから逃げ続けたので、相当の筋金入りコミュ障になっておりましたよ。
「無口・無表情・不愛想」だったのは、そうでもしないと会話できない自分が守れないから、そうしていた側面もあります。
ですので、コミュ障を克服したいのならば、コミュニケーションを避けてはいけません。
そのためには、「練習したら、自分もできる!」と強く思える自信が大切なのです。
ステップ別!コミュ障を克服する8つの方法。
さて、それでは早速コミュ障を克服する方法を解説させて頂きましょう。
大丈夫でございます。この方法の通りにやれば、誰でもコミュ障を克服することができますよ。
1・相手に関心を持つ。
コミュ障を克服するためのファーストステップは、相手に関心を持つことです。
相手に関心を持つことですと?いや、会話しているのですから、相手に関心を持つのは当たり前ではないじゃないですか。
イエス、おっしゃる通りでございます。ですがそう怒らないで聞いて頂きたいのです。
会話とは「お互いに関心を持って、言葉を投げかけ合う」・・・のがあるべき姿なのですが、コミュ障を発症している方は、このスタンスができていません。
コミュ障な方は、相手に意識が向いているのではなく、自分に意識が向いてしまっているのです。
自分に意識が向いてしまっているから、相手にどんな言葉を投げていいのか、質問にどう答えていいのか分からず、言葉に詰まってしまうのです。
だってあなたは心当たりありませんか?
コミュニケーションが苦手だからと思い、
「次はどんな質問されるのかな?」
「どうやって答えたらいいのかな?」
「何か話せる内容あったかな?」
と、自分の心の中で言葉を準備していませんか?
通称、「自分の心と会話している状態」でございます。これはコミュ障あるあるですね。
つまりコミュ障の方は、苦手意識も相まって、意識が完全に自分の方に向いてしまっているのです。それ故、次の言葉に困ってしまうのです。
コミュニケーションの第一ステップは、相手に関心を持つこと。
相手からの質問に備える(自分に意識を向ける)のではなく、相手の質問そのものに関心を持つことで、スムーズなコミュニケーションのステージに進むことができるのです。
2・相手について、気になったことを質問してみる。
「何をしゃべったらいいのか分からない。」
コミュ障に悩むあなたは、そう思っていませんか?
そんなときにぜひ試して頂きたいのが、相手について気になったことを質問してみることです。
先ほどは相手に関心を持つことをお伝えしましたが、今度は次のステップですね。
相手に関心を持つと、相手について気になることが出てきます。ですので、気になったことをストレートに質問してみましょう。
かつて私が製造業の営業をしていたとき、そのほとんどはこのパターンで会話します。
「このお客さんの仕事は何かな?」
「どんな製品を作っているのかな?」
「どんな方法で作っているのかな?」
「どんな材料で作っているのかな?」
営業先では相手(お客さん)に関心を持ちます。どんな仕事をしているのか?どんな製品を作っているのか?どんな方が働いているのか?
気になることは多いですよね?ですので、それを聞いてみるのです。
「営業の挨拶回りでご訪問させて頂きました。すごい設備ですね。何を作っていらっしゃるんですか?」
どうでしょうか、実にスマートな流れですよね。まずはこれでコミュニケーションの第一歩、完了でございます。
3・相手の質問に正確に答える。
コミュニケーションは一方通行ではありません。必ず相互通行、言葉のキャッチボールです。
そのためには、相手の質問にも答えなくてはいけません。コミュ障を抱えるあなたにとって、
「どんな質問が来るの?」
「なんて答えたらいいの?」
と、相手からのボールは恐怖そのものです。
しかしご安心下さいませ。コミュ障を克服するには、次の1点にだけ集中してみて下さい。
「コミュ障を克服するには、まずは相手の質問に正確に答えることだけ、考えましょう。」
相手からの質問は、とにかく正確に答える。ただひたすらに、正確に答える。これだけで結構です。
明日の天気を聞かれたら、明日の天気を答えればいいのです。昨日の天気を聞かれたら、昨日の天気を答えて下さい。
文字にすると簡単に見えますが、相手を目の前にするとパニックを起こしてしまい、相手の質問に全然答えていないケースは多々ありますよね。
最近寒いですね、そういえば昨日は雪が降ったんですか?
あ、え、は、はひぃ!最近寒いので、そろそろ雪が降りそうですよねー・・なはははは・・・
内在するコミュ力を振り絞って全力で会話しているつもりですが、相手の質問にはまったく答えていませんから。相手の頭の中では「?」が大騒ぎしております。
話すことが苦手なあなたは、うまくいう必要もありませんし、おもしろい話もする必要もありません。
とにかく、相手の質問に正確に答えることだけに専念してみて下さい。ボールを相手がかまえるグローブに正確に投げ返せれば、立派にコミュニケーションが成立しますよ。
4・相手の質問には、即座に回答する。
合わせて行いたいのが、相手の質問に即座に回答することです。
相手の質問にすぐに答えることで、会話の流れがスムーズになり、円滑なコミュニケーションが取れます。
しかしコミュニケーションが苦手な方にとって、相手の質問にすぐに答えることほど、ハードルが高いものはありません。
・・・え?は、いや、その、あの・・・もごもご・・・(沈黙)・・・
とっさに反応できるものなら、とっくにコミュ障なんて克服しております。
そこでお勧めしたいのが、短いワンフレーズで回答することです。
「はい」でも「そうですか」でも「違います」でも結構です。短いワンフレーズで、即座にその場で回答しましょう。
話すのが苦手な方にありがちですが、質問を受け取ってから考えすぎてしまい、時間ばかりかかった割にトンチンカンな答えをしてしまうことがよくあります。
コミュニケーションが苦手だからこそ、じっくり考えないで、すぐに答えられる短いフレーズで回答することがお勧めです。
5・相手にビビらない。
コミュ障を克服するためには、相手にビビらないことが大切です。
なぜなら相手にビビってしまうと、冷静な思考を保てなくなってしまうからです。いわゆる、テンパるというものですね。
これは初対面の人、目上の人、集団で話す、プレゼンする、などのシチュエーションが当たるでしょう。
相手を敬う気持ちや協調性は大切ですが、相手にビビる(萎縮する)必要はまったくありません。たとえ相手が上司であっても、「え?なに?何か言いたいの?」とどっしりと構えることが大切です。
ちょっと怖い上司に、
「どうして君の売上は上がらないの?」
と詰められても、ビビってはいけません。
そ、それは・・・いや、しかし・・・実は・・・あの・・・もごもご・・・(沈黙)
相手にビビると思考回路がショートしてしまい、言葉に詰まってしまいます。意味不明な回答をしてしまうかもしれません。
コミュ障を克服するには、ビビる感情を取り除き、冷静に考えられる思考回路を残すことが必要でございます。
6・自分の言葉でゆっくりと説明する。
コミュ障を克服するには、自分の言葉でゆっくりと説明することがお勧めです。
早くしゃべる必要もありませんし、難しい言葉を使う必要もありません。自分の知っている言葉で、自分のペースで話せばいいのです。
先ほどの「すぐに回答!」と矛盾を感じますが、いいえ、それで間違いありません。
なぜならすぐに回答(反応)し、ゆっくり話す、が正解だからです。
コミュ障の方は、苦手なトークが早く終わるように早口になる傾向があります。分かっていらっしゃると思いますが、それは逆効果です。
苦手であればこそ、ゆっくりと話す必要、ありますよね。でないとせっかく話たことが、相手に伝わりません。
焦ってマシンガントークを繰り広げるよりは、「えー」「あのー」「そのー」を多用しつつも、丁寧に話す方が相手に伝わります。
ゆっくり話すことで、自分の思考も整理されるので、支離滅裂にもなりませんよ。
7・声に抑揚をつける。
話すのに苦手意識があると、つい声のトーンが一定になりがちです。
声のトーンが一定になると、同じフレーズでも不思議と眠たく聞こえてしまいます。そのため、「コミュ力がない」と思われてしまいます。
ですので、コミュ障克服のためには、声のトーンにメリハリをつけてみましょう。
「・・・でさ、それでよ・・・なんだぜ!?」
『まーじっスか、上司!それは最っ高ですね!!』
「こんなにオーバーアクション、大丈夫かな?」と心配されるかもしれませんが、話すのが苦手な方は、むしろそれぐらいがちょうどいいです。
あなたの感情は相手に思ってるより伝わってません。あなたの思いが伝わらなければ、スムーズなコミュニケーションが取れませんよ。
コミュ障を克服するためには、声のトーンに抑揚をつけて話してみましょう。
8・ノンバーバルコミュニケーションを最大限活用する。
話すのが苦手なあなたにお伝えしたいのが、ノンバーバルコミュニケーションの大切さです。
ノンバーバルコミュニケーションとは、言葉を使わないコミュニケーション。
先ほどの声のトーンもその1つで、他にはしぐさ、表情などがあります。
楽しい会話をするときは、楽しい表情を。
深刻な話をするときは、深刻な表情を意図的に作って下さいませ。
そうすることで、相手はあなたが言葉を話さずとも、意図を汲んでくれます。
話すのが苦手な人は、顔の表情が暗くなりがちです。楽しい話をしているのに、暗い印象を持たれてしまうこと、多くないですか?
ですので、特に明るい表情を心がけて下さい。白い歯を見せて笑いながら話してみて下さい。
「やりすぎでは!?」と思うぐらいが、ちょうどよく、円滑なコミュニケーションを実現してくれますよ。
まとめ:コミュ障は克服できる。まずは自信を持とう!
コミュ障を克服する8つの方法は、次の通り。
1・相手に関心を持つ。
2・気になることを質問してみる。
3・相手の質問に正確に答える。
4・相手の質問に即座に回答する。
5・相手にビビらない。
6・自分の言葉でゆっくりと説明する。
7・声に抑揚をつける。
8・ノンバーバルコミュニケーションを最大限活用する。
コミュ障は誰でも克服できます。必ず克服できます。
正しい方法を知り、経験を積むことで、あなたのコミュニケーションスキルは飛躍的に向上するでしょう。
ですが、その障害となるのが、苦手意識でございます。
話すのが苦手だから、話をしたくない。
どうせうまく話せない。人と会いたくない。
あなたを包む苦手意識が、あなたのコミュ力向上を邪魔しているのです。
だからこそ、「コミュ障は練習すれば、誰でも克服できる!」と胸の奥にしまった言葉を強く抱きしめて下さい。
その自信こそ、コミュ障克服にとって最も大切なパワーになります。
小さな成功体験を積み上げていきましょう。それでは、また!
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最高のサイトに巡り会えました。これから毎日これを読んで、努力を続けたいと思います。本当にありがとうございます。誰でも克服できる、という言葉を断言してくれて勇気が出ました。頑張ります!!!
ありがとうございます!あえて「頑張って」という言葉を使わせて頂きますが、
これからも頑張って乗り越えていきましょう!