こんにちは。営業代行の河合です。
当社ではテレアポスタッフを採用しているのですが、これがですね、めっちゃ苦労してまして。
といいますのも、私、だって営業しかしたことがないのですもの。
営業しかやったことないのに会社を辞めてしまったものですから、採用の「さ」の字も分からない訳ですよ。
ですから、採用についてはまったくの未知の分野。何から手を付けていいか分からない状態。
しかし指をくわえいるだけではアポインターさんは集まりません。
ではどうするのか・・・?
まだまだ試行錯誤中ですが、ここ数カ月の採用奮闘記をお伝えさせて頂きましょう。
Contents
流行りのSNS採用。あれはマジかもしれない。
「そろそろアポインターさん雇わないと、マジでやべぇんじゃなかろうか…」
経営の「け」も知らない私は、得意の第六感により、タダならぬ焦燥感に駆られました。今からおよそ3カ月前のことです。
これまでほぼ1人でテレアポしてましたが、私の声にも限界があります。コールできる件数にも限りはありますし、なにより風邪でノドがやられたときが悲劇でした。
ノドがやられると、ジャズシンガーのようなハスキーボイスに。
これが実に辛い。ツラミの極み。アポどころじゃありません。
これからもっとテレアポの件数が増えたら・・・?
そう考えると、現在の体制(というか私1人)はすぐさま改善すべき案件でした。
しかし問題なのは、何をどうしたらいいか分からないこと。
「もしやこれは危機的な状況なのでは・・・?」
「オラの独立物語もここでチェックメイトなのか・・・?」
幸いにしてメンタルは鋼なので、夜は安眠しながらも三日三晩考えました。
そこででた案が「SNS採用」です。最近よく聞きませんか?
詳しい理論は知りませんが、どうやらSNS経由で採用ができるらしい。というネタをどこかで拾った私は、さっそくSNS採用をしてみました。
プラットフォームは「ツイッター」と「フェイスブック」です。(ちなみにフェイスブックはリアルの友達が少ないので、ほぼ機能してません)
まずはテレアポスタッフを募集していることをSNSで投稿してみました。あわせて自社サイトに募集要項のページも作成しました。
しかし驚きました。
募集の投稿をした3日以内に、すぐに応募があったのです。しかも2件。素晴らしい。
どちらも返信の文面には、
「いつもSNSを見ています」
の文字がありました。泣かせてくれるじゃないですか・・・。
自分が思ってる以上にSNSの発言内容は見られているのですね。
普段より私の投稿(ツイート)を見て下さっているからか、その後のフローはとてもスムーズでした。
応募のキャンセル、辞退もなく、無事に一緒に仕事をすることに。
今ではすっかり定着し、超優秀なアポインターとなっております。
最近SNS採用って流行ってますよね。あれ、マジかもしれません。
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・応募キャンセル、辞退が少ない。
・採用後のミスマッチが少ない。
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1名辞退(というより音信不通)がありましたが、SNS採用は総じて成功しました。
ただしSNS経由の採用は多くの人を採用するのは向いてないのかもしれませんね。
というのは、やはりSNSの強みはコミュニケーションだから。
フォロワーさんと密度の濃い関係が作れていなければ、それはほかの媒体経由でもさほど変わらないのかな・・・と思った次第です。
なお、限られたフォロワーさんに対して何度も募集の告知をするのは逆効果かなと思います。
営業と同じでビジネス臭が強くなってしまうと、フォロワーさんが離れていってしまう印象です。しかも応募は増えませんし。
取り合えず「ハローワーク」は通用しない?
SNS採用は濃い採用ができるものの、大量に安定して採用するには向かなそうだ。
もっと多くの人の目に触れる施策が必要だ・・・と感じ、やって参りました。ハローワークに。
ハローワークといえば、地上最強の求人広告。しかも無料。ここを利用しない手はありません。
意気揚々と出向きましたが、出鼻をくじかれました。
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・求人を出すためにはハローワーク独自ルールが多い。
・手間がかかる(手書きの求人)
・ちょっとでもグレーな要素があると、受け付けてもらえない。
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今回の募集は在宅のアポインターで、ハローワークの担当者にもまゆをひそめながら、かなりのレアケースだと言われました。
ですが無事に求人は登録してもらえました。
しかし・・・
応募がこない。待てど待てど、私のスマホはなりませんし、ポストに履歴書は届きません。
おかしい。明らかにおかしい。これが日本最強の求人媒体の実力なの?私だって何度も利用したことあるのに?たった10年そこらで時代が変っちゃったの?
結局、ハローワークから連絡があったのは2件。
うち1件は希望条件があわず、応募辞退。1件は音信不通(なぜ?)でした。
採用ノウハウがゼロなので、原因の分析もアレなんですけど、感覚的には、
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・企業ブランド優先。大手が有利でベンチャーが不利?
・フルタイムを探している人が多い?
・社会保険の加入が目的?(在宅は選択肢に入りずらい)
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などと感じました。
どうでしょうか、企業ブランド。老舗ハローワークに来る求職者の方は、重視しているような気がしませんか?
いずれにしても、自社が不利になるプラットフォームでは、ビビるほど結果は出ないのだなと実感しました。
indeedも試すものの・・・
ハローワークと同様にindeedも試しました。
こちらは出鼻をくじかれて、それっきりになっている感があります。
indeedもハローワークと同様に、まずは登録してみました。
しかし在宅の仕事は無料掲載ができない仕様らしく、登録しただけで公開すらされていない状況。笑える・・・
indeedの担当者の話では、「ミニマム1万円~」で掲載できるようですが、
「しかし1万円払ったところで、もっと大手でもっと資源を投入している企業には太刀打ちできないのでは?」
・・・と野生のカンで感じ取り、indeedはそのまま放置しております。
ヘタに資金を投入しても、勝てないフィールドでは勝てません。
負けが濃厚なのに、勇ましく戦うなんて、私はイヤですよ。
履歴書不要にした結果、応募者が月16名に。(しかも無料)
・・・ま、という流れで、私の採用プランは八方ふさがりとなったワケですね。
それでもメンタル鋼なので夜も安眠しながら考えたところ、1つ名案が浮かんだのです。
サイト名は伏せますが、とある副業OKの求人サイトでテレアポスタッフを募集してみようと。
で、そのときに履歴書を不要にしようと思ったのですよね。
その理由としては、「その人が自社に合うかどうかは、会ってみて、仕事ぶりを見てみないと分からないから」というのが1番の理由。
ですが裏の理由として、「うちみたいな採用弱者は、これぐらいやらないと立ち行かないのでは?」という危機感がありました。
いや、本当にそうじゃないですか?
大手とか、莫大なお金と人的リソースをぶち込んでガチで採用しているのに、私みたいな独立した手のもやしみたいな企業が同じフィールドで戦って勝てるワケないじゃないですか。
自分が採用される側(つまり求職者)だったことを考えても、今この採用難の状況であれば、名前も知らない中小企業とか、たぶん応募すらしないと思います。
自分の企業だとついつい甘くなりがちで、現実から目をそらしがちですけど、客観的に見てそういうことなんですよ。
そんな理由から、履歴書をなくしてみました。大手と同じフィールドには立ちたくありません。
まずは応募までのハードルを低くする。
それによって面談数を上げる。
ある程度の面談数がなければ、自社で求める求職者には出会えないでしょう。
・・・と、採用一年生ながらに推測しました。
ですがこの読みは当たりました。
応募の条件から履歴書を不要にしたところ、1カ月で16名の応募がありました。(しかも費用はゼロ)
これはかなり頑張った数字ではないでしょうか。と、自画自賛しております。
ただし、まだまだ課題はあります。
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・応募者と自社の求める人物とのマッチ
・定着、教育
・仕事へのモチベーションなど
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採用のプロからすれば、「当たり前の問題」かもしれません。
ですが私からすると、どれもはじめて出会う問題の方々。解決の糸口を探しながら、手探りを続けている次第です。
ちなみに求人サイト名を公開しないのは、この理由でもあります。
つまりまだまだ手探り中のため、明確な裏付けされたデータがないからです。
いつか裏付けできるノウハウができたときは、ぜひノウハウと一緒に公表されて頂ければと思っております。
まとめ:採用一年生、常識にとらわれず改善せよ
思うに、既存のノウハウとして出回っているものは、大手に有利なものが多いのではないでしょうか?
大手と同じフィールドで戦っても勝ち目がありませんので、既存のノウハウに囚われず、色々な手法を試してみるのがいいのかなと思っております。
採用1年生。まだまだ分からないことが多すぎです。
ですが1つ感じているのは、これから独立して企業としてやっていく以上、採用がもっとも大切な要素になるのでは?と思うこと。
もちろん、営業で新規顧客を獲得するのも大切。
ですが企業を構成する人を直接扱う採用は、すべてのサービスの入り口となるのでは?
と、ひしひしと感じているところです。
※ただし採用1年生の戯言と聞き流して頂ければ幸いです。
正解もクソも知らない状況ですが、採用が大切なのはよく分かりました。
あとはどれだけ採用に向き合って伸ばしていけるか?
来る2020年は採用が熱い一年になりそうです。
追伸(おまけ)
採用一年生としてこの業界の仕事をはじめてやってみましたが、本当に奥が深く、そして大変な仕事ですね。
HR業界でお仕事をしている方。企業の人事担当者として活動している方。本当に尊敬します。