どうもこんにちは。営業代行の河合です。
冒頭より謎めいたご質問、大変失礼しました。
ですがそう思いませんか?むしろ、ぶっちゃけ、
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「テレアポしたくねぇ・・・」
「テレアポ腐れきらいだ・・・」
「テレアポなんて滅んでしまえ・・・バルス」
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なんて思ってませんか?
イエス、いいんですよ。ここにはあなたが顔色をうかがうべき上司なんていませんから。
テレアポ、ぶっちゃけ、キツイし、しんどいし、やりたくないですよね。
ええ、お気持ちは分かります。
なぜなら私もそのようなテレアポを経験したからです。
今でこそ「戦略的テレアポ」と銘打って、アポ率・アポの品質にこだわったテレアポを展開してますが、当時はとても残念なものだったと記憶してます。
テレアポで断られて鬱になりかける。
当時の私はテレアポ1年生でした。
右も左も分からず。分かっていたのは、リストの番号を見て番号を押すこと。相手が電話に出たら、スクリプトを朗読すること。
今思えば、ひどい内容でした。
当然ながら、バッサバッサと断られていきます。なかにはキツイ言葉で切られることもありました。
テレアポ業界ではこれがデフォなのかもしれません。
しかしテレアポ1年生の私には耐えがたき苦痛でした。
「もはや断られすぎて、己の存在がミジンコにしか思えない」
自覚はありませんでしたが、客観的に見れば私は鬱うつとしていたのは間違いありません。
「テレアポとは、なぜにこんなにキツイ仕事がこの世に存在するのか・・・?」
おそらく、どこかにこの電話を待っている人のために存在しているといえばそうなのでしょうが、しかしそれにしてはあまりにも確率が低すぎます。
商材によっては100件コールして、1件アポが決まる世界。
99回も断られれば、そら鬱になりますわ。
テレアポで必要なのは、なにを言われても動じないタフなメンタル。
しかしそれでは頭のネジが10個ぐらい吹っ飛ばさないと、ストレス耐性のない人は続きません。
アポが取れる瞬間は、死ぬほど嬉しい。
しかしテレアポにも嬉しい瞬間があります。
それはアポが取れたときです。
これまでの電話で非人間的な扱いを受けてきたなかで、差し伸べられた優しい手。これがどれほど光り輝いて見えることか・・・。
握りしめた手は暖かく、たった1件のアポにすべての心が洗われるのです。
「テレアポでコールするすべての電話が、全部楽しい電話ならいいのに・・・。」
テレアポを経験した人ならば、これがいかに実現が難しいか分かるでしょう。
ですが私は辛いテレアポがイヤです。断られまくって、自分の存在をミジンコだと思いたくありません。
アポが取れる楽しさを感じるテレアポに。
アポさえ取れれば、テレアポは楽しいのです。
アポまで取れなくても、電話して、担当者が真剣に話を聞いてくれるだけで、結構うれしいもの。
ですが現状のテレアポには、それがありません。
なぜなら質より量を優先するテレアポだから。
「アポ率2%で、2件アポが取れるテレアポなら、単純にコール数を2倍にして、4件のアポを取ろうぜ?」
的な発想だからです。
もちろん、アポ率に対して架電数を増やすのが、もっとも確実な戦術だと思います。
数を2倍にするのは作業量を2倍にすれば、確実に達成します。
ですがアポ率を2倍にするのは難しいですし、100%達成できるかは分かりません。
ですので、数字をあずかる上司の方々が「量」を優先するのは、病む得ない、と思ってはいます。
・・・ですが・・・ですが・・・
やっぱりテレアポは楽しくあるべきだと思いませんか?
どうせやるなら、アポが取れるテレアポをしたくないですか?
だってテレアポはやりたくない仕事№1で、仕方なくやる仕事じゃないからですよ。
やりたくないからって、みんなで集まってワイワイやって誤魔化すような仕事でもないですよね?
新規開拓のファーストコンタクト。つまり企業としての第一印象が決まる、とても大切な仕事です。
にも関わらず、アポインターの顔が死んでいた・・・なんて風景、私は見たくありません。
私自身、テレアポをする以上、アポが取れる楽しいテレアポがしたいですし、アポインターさんとチームを作って取り組む以上、アポの取れる楽しいテレアポを設計したいと思っています。
テレアポは電話で声しか伝わりませんけど、声ってすごく雰囲気までよく伝わりますよね。
せっかくテレアポに出てもらったのに、こちらの声が息も絶え絶えだったら、相手企業様にとても失礼な気がして止みません。
1つ言わせて頂きますと、最近のテレアポ嫌いが増えるのは、このような失礼なテレアポが増えたから、とも言えます。
1件1件精度を高め、本当に必要なテレアポに絞ってコールすることで、電話する側・受ける側にメリットがありますし、ひいては業界全体がクリーンになり、よりいい方向に発展していくのではと思っています。
アポ率が一定であれば、手数を増やすのがもっとも確実で手っ取り早い手法。
ですが私はそれはテレアポ設計が適切にされ、アポインターに負荷のかからない状態になってから、だと思います。
アポ率を高めるのは大変ですが、一緒にテレアポを頑張る仲間の横顔、そして仲間のうしろにいる家族のことを考えると、アポ率を高める努力は怠れないなと、身が引き締まります。
テレアポ、たかが電話1本だと思いますか?
いいえ、ちがいますよ。たった1本の電話の裏には、とても涙抜きには語れないストーリーがたくさんあります。
私はこれからも、テレアポに真摯に向き合っていきたいなと思います。
追伸:普段の日常の日記を書こうとしたら、思いのほかドまじめな日記になってしまい、申し訳ございません。
普段はもっとハッピーなことをつぶやいてますので、どうぞツイッターで相手して頂けますと、泣いて喜びます。