こんにちは。営業代行の河合です。
「あっちの会社は1コール98円」
「こっちの会社は1コール300円」
「向こうの会社は1アポ15,000円」
テレアポ代行の料金体系はさまざまで、会社によって差がありすぎます。
同じテレアポなのに、どうしてこんなに値段がちがうの?これじゃ選べない・・・
受話器を片手にりんりん電話するだけなのに、ここまで料金がちがったら選べないですよね。
そこでこの記事では、
・テレアポ代行の料金の相場
・価格によって変わること、変わらないこと
・価格よりも大切にしたいこと
について解説させて頂きます。
先に結論を申し上げますが、目先だけの価格で業者を選ぶのはおすすめできませんよ!
Contents
テレアポ代行の料金の相場とは?
まずこちらがテレアポ代行の料金の相場になります。
成果報酬型 | 固定報酬型 | |
1アポイントにつき料金発生 | 1コールごとに料金発生 | |
格安 | 5,000円 | 78円 |
平均 | 15,000円 | 200円 |
高価格 | 20,000円 | 300円 |
データリソースは、営業代行業界でたくましく生きる私のデータベース、でございます。
テレアポの料金体系は
・成果報酬型(1アポイントごとに料金発生)
・固定報酬型(1コールごとに料金発生)
の2タイプあります。
ですのでテレアポ代行の相場を考えるとき、これらを別々に考える必要があります。
テレアポ代行 成果報酬の料金相場:1アポ15,000円~
成果報酬の料金イメージ | |||
アポイント単価 | アポイント数 | 料金合計 | |
A代行 | 15,000円 | 5件 | 75,000円 |
B代行 | 10,000円 | 5件 | 50,000円 |
テレアポの成果報酬とは、1アポイントごとに料金が発生する仕組みです。
ですので1アポイントを獲得するのに、50コールしようが、100コールしようが、200コールしようが、お支払いするのは1アポイント分の料金だけです。
ただし依頼する商材の難易度によって、アポイント単価は変わります。
アポイントが取りづらい商材はアポ単価が高く、比較的簡単にアポが取れる商材はアポ単価は低くなります。
成果報酬のテレアポは、依頼する側のメリットとして、
・アポイントが獲れなかったリスクを最小限にできる。
・獲得したアポイントの数だけの料金なので、納得感がある。
などがあります。
ただし成果報酬ですと、「売れない案件にはコストがかけられない(コールできない)」となってしまい、「依頼したのに、テレアポしてもらえなかった」というデメリットもあります。
テレアポ代行の成果報酬の相場は、15,000円~の会社が多いです。
これはアポインターが1日コールし続けて、2~3件(獲得しやすい案件で4~5件)のアポイントが獲得できる計算です。
そのためどんなに安く見積もっても、アポ獲得単価は5,000円~となるでしょう。
テレアポ代行 固定報酬の料金の相場:1コール200円前後
固定報酬の料金イメージ | |||
コール単価 | コール数 | 料金合計 | |
A代行 | 78円 | 900コール | 70,200円 |
B代行 | 300円 | 300リスト(1リストにつき、3回追跡) | 90,000円 |
電話を1コールするたびに料金が発生するのが、固定報酬です。
固定報酬の相場はおよそ150円前後。
安い会社ですと、1コール78円~という驚きの料金設定になっています。激安ですね。
高い会社ですと、1コール300円~である価格もあります。
ただし固定報酬の場合、料金によって1件の顧客にかける電話の数が変わります。
先ほどの例ですと、1リスト(1件の顧客)に対して3回まで追跡して電話をかけます。
この場合、1件の顧客に対してテレアポが完了した時点で1リスト分(300円)の料金が発生します。
テレアポの固定報酬のメリットは、
・料金の総額がイメージしやすい。
・案件の売りやすさに関わらず、契約したコール数をこなしてもらえる。
・成約までの営業戦略を提案してもらえる。
などがあります。
ただし依頼しても「本当にアポイントが獲得できるのか?」との不安があるので、はじめて依頼するハードルは上がります。
テレアポの料金によって変わらないもの。
経費です。
「かかる経費は、どの会社もほぼ同じ」と、考えて問題ないでしょう。
テレアポ代行でかかる経費は、
・人件費(給料・保険・教育コストなど)
・電話代
・設備代(電話機・パソコン・ヘッドセットなど)
・事務所代(これは会社によって変わるかも)
など、どの会社も共通かと思われます。
ですのでテレアポのコストを削減しようとするならば、このいずれかの経費を圧縮する必要があります。
おそらく、もっとも削減効果のあるのが、人件費。
支払う給料や、教育コストは削る対象になりやすいでしょうね。
テレアポ代行でかかる経費はほぼ同じ。
「料金の安いテレアポ業者は、このどれかの経費を圧縮している」、と思っていた方がよさそうです。
テレアポの料金によって変わるもの。
テレアポ代行、単純に料金だけ比較すれば安い方がいいに決まっています。
・・・なんですが。
テレアポ代行の料金によって、サービス内容はかなり変わります。
1件の顧客に何回電話をかけるか?
テレアポの固定報酬で料金が安い会社ですと、1件の顧客に対して1回しか電話をかけません。
ですので、テレアポしたときの反応が、
「今、担当者はちょっと席を外している」
「あと1時間ぐらいで戻るかも」
という場合でも、もう電話をすることはありません。
あと1時間待って電話すれば担当者に繋がったのに、これはもったいないですよね。
テレアポの料金が高い会社ですと、「担当者につながるまで、追跡○回までコール」などと書かれています。
これは「1件の顧客に対し、担当者につながるまで〇回までコールする」、という意味です。
ですので正しくは
✖:1コール300円
〇:1件の顧客(1リスト)につき300円
と言った方が正確です。
仮に1件の顧客に3回コールした場合でもかかる費用は1件分の顧客(300円)だけ。
こう考えると、「1リスト300円はそこまで高くないかな?」という印象です。
アポインターにかけられる教育の時間。
テレアポの料金が変わると、アポインターにかけられる教育の時間が変わります。
安い料金ではより多くのコール数が必要になるので、教育にかける時間が限られてしまいます。
テレアポはトークスクリプト(台本)を覚えれば、最低限のトークはできますが、実際はこれだけでは不足しています。
【アポインターが覚えるべき知識】
・商品知識
・依頼した会社の知識
・業界知識
・電話する相手の会社の情報(会社・業界など)
知識不足のままテレアポすると、お客さんからの鋭いツッコミに答えられず、「どこぞのよく分からんバイトが電話しているな」と思い、依頼主さんの看板を傷つけてしまいます。
せっかく新規顧客を増やしたくてテレアポしているのに、会社の看板に泥を塗っては本末転倒です。
きっちりテレアポして、会社の評判も新規顧客も獲得したいなら、アポインターへの教育コストこそ払う必要があるでしょう。
テレアポ以外でのフォローの手厚さ。
テレアポ料金によって変わるのが、テレアポ以外のフォローの手厚さです。
【テレアポ代行会社によって変わる、フォロー内容】
・コール回数、日程の調整。
・トークスクリプトの修正回数。
・リストの見直しの頻度。
・コール状況の報告、相談、提案(毎日/週1回/月1回)。
ただ電話をかけるだけでなく、テレアポの結果を踏まえながら微調整することが大切です。
ですが料金の安い業者ですと、「当初契約した内容のまま、ずっとコールし続ける・・・」というパターンもあります。
契約通りにコールしているので問題はないのですが、電話を受けるお客さん、そしてお金を払う依頼主のことを考えると、いかがなものかと思ってしまいます。
テレアポ料金以外でチェックすべきポイントは?
これらを踏まえると、テレアポ料金以外でチェックすべきポイントは、この5つになります。
【テレアポ料金以外でチェックすべきポイント】
1・最低コール数
2・契約してからコール数を調整できるか?
3・何回まで追跡するか?
4・アポインターへの教育状況
5・報告の頻度(リアルタイムがベスト)
最低コール数
テレアポ業者の多くは、受注する最低コール数を決めています。
これは1つの案件をはじめるためにかかる費用(トークスクリプト作成・リスト作成・教育費など)を、ペイするための費用です。
コール単価・アポ単価が安くても、最低コール数が多いと、トータルの金額は高くなってしまいます。
また自社で処理できる以上のアポを獲得してしまうと、通常業務に支障がでる可能性もあるので注意したいところです。
契約後のコール数の調整
実際にテレアポをはじめたとき、アポが集中してしまい、業務が追い付かなくなるときがあります。
このような場合、臨機応変に対応し、一度テレアポをストップする必要があります。
しかし途中でのストップができない会社もあり(コストが回収できないため)、せっかくのアポを活かせない結果になることも。
契約したコール数から変更ができるか?とくに「コール数は減らせるか?」は必ず確認しておきたいところです。
何回まで追跡するか?
1回のコールでアポまでつながるケースは極めてラッキーですので、追跡はマストだと思った方がいいでしょう。
格安のテレアポ料金で追跡する場合、別途費用がかかることもあります。
(それでも追跡した方が有意義です)
アポインターへの教育状況。
トークスクリプトを覚えただけのテレアポは、結構な確率で「あ、バイトだな・・・」とバレます。これはあまりいいイメージを残しません。
ですのでアポインターに、商品知識・業界知識などを教育しているかを確認しておくといいでしょう。
報告の頻度(リアルタイムがベスト)
テレアポの報告頻度は、リアルタイムがベストです。
独自のシステムやクラウドサービス(スプレッドシートなど)を利用すれば、リアルタイムでテレアポの稼働状況が確認できます。
ただし一部の会社では
・アポイントのみ連絡
・テレアポの状況報告は月1回
などと制限がある会社も多いです。
断られることの多いテレアポですので、情報をオープンにしたくない気持ちは分からないでもないですが、だからこそ、オープンにすべきかなと思います。
テレアポの報告頻度が少ないと、
「アポの連絡は入ってくるけど、どんなテレアポをしているかは詳しく知らない・・・」
という状況になってしまいます。
テレアポ代行料金の相場まとめ
成果報酬型 | 固定報酬型 | |
1アポイントにつき料金発生 | 1コールごとに料金発生 | |
格安 | 5,000円 | 78円 |
平均 | 15,000円 | 200円 |
割高 | 20,000円 | 300円 |
テレアポの料金は会社によってさまざまであり、比較するのも難しいもの。
料金で選ぶのも大切ですが、次のポイントもチェックしてみてください。
【テレアポ料金以外でチェックすべきポイント】
1・最低コール数
2・契約してからコール数を調整できるか?
3・何回まで追跡するか?
4・アポインターへの教育状況
5・報告の頻度(リアルタイムがベスト)
テレアポ業者と上手に付き合って、最大の成果を上げましょう!