こんにちは。営業代行の河合です。
「営業は誰でもできるのか?」
営業を始めるために、特別な資格はいりません。
それどころか知識や経験も必要ありません。もちろん、学歴だって関係ありません。
営業職には、誰でもなることができます。ですが、誰でもできる訳ではありません。
つまり、営業になることは簡単ですが、続けることが難しいのです。
私は未経験で営業職に転職しました。入社3か月でクビになると思っていましたが、今年で営業歴9年になりました。
ここまで営業の世界にどっぷり浸かると、冒頭の「営業は誰でもできるのか?」に対する答えが身に染みて分かります。
この記事では、「営業は誰でもできるのか?」の疑問について、全力で解説していきます。
「これから営業職にチャレンジしようかな・・・」と悩んでいるあなたの背中をそっと後押しできれば幸いです。
Contents
なぜ営業になるのは簡単なのか?
「営業は誰でもできるのか?」
この疑問への答えは、「ノー」です。営業は誰でもできる訳ではありません。
しかし誰でもできる訳ではないのに、どうして営業の求人は募集要項がゆるゆるなんでしょうか。
そんなにゆるかったら、それこそ誰だって営業になれてしまいます。
「なぜ営業になるのは簡単なのか?」
まずここをご説明させて頂きましょう。
資格・専門知識・学歴よりも、営業のセンス。
営業の募集要項がゆるゆるなのは、営業に必要なのは資格・専門知識・学歴ではなく、営業のセンスだからです。
「センス」という言葉はざっくりしすぎて好きではありませんが、便宜上使いました。
営業のセンスを厳密にいえば、
・顧客の信頼を築ける力。
・顧客の悩み(ニーズ)を引き出す力。
・「売れる!」と思ったことをすぐに行動に移せる力。
でしょう。
顧客の信頼を築いたり、悩みに共感する力は、専門知識や学歴ではなく、人間力です。人の感情を理論的に考え、行動する力が必要なのです。
高学歴の営業マンの中には、ごくまれに人間力が備わっていない場合があります。
このクエリに対してクリックされたコンパージョン率が低いので、サイト導線のユーザビリティを見直す必要が・・・あ、私の話、分かります?
ごめん、あなたの話なんて分からなくていいわ。
学歴もあり、専門知識もあります。資格だって持っています。
でも営業で必要なのは、それじゃないのです。
営業で必要とされるのは、一部の人が持っている専門知識、資格、学歴ではありません。
ニンゲンなら誰でも持っている(はずの)、人間力こそ営業に必要なのです。
それゆえ営業の募集要項はゆるゆるになってしまい、「誰でもいい」ように見えてしまうのです。
歩合制の給料だから。
営業になれるのが簡単なのは、営業の給料は歩合制だからです。
やった仕事の量ではなく、売った金額であなたの給料が決まります。
求人に月収50万円(以上可)と書いてあっても、それだけ売らなければ、実際の給料は安いものです。
手取り15万円ですと・・・?おかしいな、求人には月収50万円(以上可)と書いてあったのに・・・!?!?(錯乱)
ですので、会社はリスクを抑えて営業マンを雇える訳ですね。
営業の給料は歩合制です。それ故リスクを最小限に抑えて募集することができます。
ただし営業センスは学歴や職歴には書けない部分が多く、面接でスーパー営業マンを見抜くのは難しいこと。
経験者の中途採用でも、前職ではスーパー営業マンでも商材・顧客が変わると、まったく売れなかった・・・という事例も山ほどあります。
やはり営業という仕事は、「やってみないと分からない」という部分が多く残ってしまいます。
営業は誰でもできる訳じゃない。
営業になるのは簡単ですが、営業は誰でもできる訳ではありません。
これから営業にチャレンジしようと思っているあなたに、水を差すようで申し訳ございません。
しかし大切なことなので、これだけはお伝えさせて頂ければと思います。
「売る」=あなたの信頼を買ってもらう。
営業マンにはいろいろな方がいますので、向き不向きを一概には決められません。
しかし営業として生きていく上で絶対必要なのが、「信頼される人」であることです。
なぜなら営業で「売る」ということは、あなたの信頼を買ってもらうことだからです。
1,000万のシステムか・・・。分かったわ、あなたを信じて、あなたから買いましょう。
お客様・・・営業明利に尽きるお言葉、ありがたき幸せ・・・!
金額の大小関わらず、人は信頼できない人(会社)からは絶対に買いません。断言します。
営業職になるのはとても簡単なので、
・口下手な営業マン
・おとなしい営業マン
・明るくて爽やかな営業マン
・よくしゃべる営業マン
いろんな特徴を持った営業マンがいます。
ですがどんな営業マンであろうと、お客さんから信頼を得られない人は営業できません。
瞬間風速的に売れたとしても、長続きしませんよ。
営業の募集要項はゆるゆるですが、「人から信頼される人」でなければ、営業はできないのです。
飽き性の人。
誰でもなれる営業職ですが、飽き性の人は営業を続けられないでしょう。
なぜなら営業は結果が出るまで時間がかかるからです。
初回アプローチから成約(契約)まで、数カ月~数年かかる場合もあります。
私のメイン営業フィールドの法人営業では、初回アプローチから早くて3カ月、長くて3年、5年なんてザラですよ。
ですので、飽き性の人は結果が出る前に腐って辞めてしまいます。
1日100件も訪問しているのに、ちっとも売れない!
給料も安いので、もう辞めてやるーーー!!
営業センスに関わらず、飽き性で継続性がない人は、レースの途中で勝手に脱落してしまいます。
逆に根気強く、継続できる人は、着実に結果を積み上げていきます。
「飽き性である、継続性がない。」
これらに該当する人が結果が出せないのは、営業に限った話ではありません。
しかし営業では数字(売上)という厳しい現実を突きつけられるので、より粘り強い継続性が求められます。
営業の素質は、誰でも持っている。
「営業は誰でもできる訳ではない。」
これから営業にチャレンジする方に水を差して申し訳ございませんでした。
しかしそれと完全に矛盾するのですが、
「営業の素質は、誰でも持っている」
ということなんですよね。
営業で成功するためのポイントは、実にシンプルなものですよ。
営業のコツは、自分の個性を活かすこと。
「営業の素質は誰でも持っている。」
その理由はずばり、営業のコツは自分の個性を活かすことだからです。
人それぞれ持っている個性を活かして営業することが、お客さんから信頼され、売上を上げるために必要です。
口下手だから・・・
おとなしい性格だから・・・
慎重な性格だから・・・
いっけん営業には向いていないと感じる個性でも、それを活かして(逆手にとって)営業することができます。
お客様。こちらがご依頼頂いたお見積書でございます。(ジェントル風)
あなたの低いテンションが落ち着いてて好きだわ。
営業マンもさまざまですし、お客さんもさまざま。大切なのは、あなたの個性をプラスの方に働かせることです。
人それぞれ持っている個性は、すべて営業に活かすことができます。
だから営業の素質は、誰でも持っているのです。
人から信頼されるコツは、当たり前のことを当たり前にやり続けること。
営業で最も必要な「人から信頼されること」は、特別なことではありません。
当たり前のことを当たり前にやり続けるだけでいいのですから。
・約束を守る。
・時間を守る。
・納期を守る。
「たったこれだけ?」と感じるかもしれませんが、本当にこれだけでいいのですよ。
しかし実際に当たり前のことをやり続けようとすると、すぐに難易度が高いことに気が付きます。
問い合わせの回答ですか?ああ、最近忙しいし、明日にしましょう、明日に・・・。
約束を守ることぐらい誰にでもできることですが、本当にやり続ける人は一握りでしょう。
営業の素質は誰でも持っています。しかし素質を持っていながら、それを発揮しない人が大多数なのが現実でございます。
まとめ:営業は「誰にでもチャンスがある仕事」
「営業は誰にでもできる仕事」と聞くことがありますが、正確にいえば、
「誰にでもチャンスがある仕事」
でしょう。
ですので、求人の額面とおり、月収50万円だって夢ではありません。
営業は誰でもできる訳ではありません。お客さんから信頼されない人は、絶対にできません。
ですがその一方で、営業の素質は誰でも持っています。特別な経歴や才能も必要ありません。
もしも営業への転職を検討しているならば、前向きに考えてみてはいかがでしょうか。
営業はイメージとは裏腹にとても楽しい仕事ですよ。ぜひ一緒に営業やりましょう!
それでは、また!
営業やりたくなりました