こんにちは。アナログからデジタルまでお任せ、営業代行の河合です。
頻発するGoogleアップデート。
ひとたびGoogleアップデートが発生すると、これまでのSEO対策が180度ルール変更になる「リスク」があります。
「Googleアップデートは、SEOのリスク」
とも言われますが、最近のアップデートの傾向を紐解くと、企業(事業者)を優遇するSEOに変わりつつあります。
結論から申し上げますと、今、この追い風を受けて、「企業はSEO対策に取り組むが吉」と見ております。
とくにこれまでSEOとはご縁の薄かった、BtoB企業様。
今こそWEBの力を使って、情報を発信するチャンスでございます。
この記事ではこれまでのSEOの歴史を紐解きながら、今、企業のもとを静かに訪れているチャンスについて熱弁させて頂きます。
Contents
変るSEO対策。これまでのSEOの歴史を紐解く。
SEOとは、検索エンジン最適化のこと。
Googleなど検索エンジンで検索したときに、自社サイトを上位表示させる施策の総称です。
SEOはGoogleが検索エンジンの仕組みをアップデートするたびに変わってきました。
これまでのSEO対策は、おもにWEB上で完結できるものばかり。
そのため「SEO=パソコンとにらめっこ」のイメージはほぼその通りであり、事業を持つ企業(とくにBtoB企業)とは縁の薄い世界でした。
質の高いコンテンツさえあれば、どんなサイトでも上位表示できた。
最近のSEO対策として主流だったのが、「コンテンツ・キング」と呼ばれるものです。
「コンテンツ・キング」とは、
「質の高いコンテンツ(WEBページ)であれば、上位表示させますよ!」
という検索アルゴリズムです。2012~2018年頃、コンテンツ・キングは全盛を極めたように思えました。
質の高いコンテンツ(WEBページ)が優遇されたため、各メディア運営者はこぞって質の高いコンテンツ作成に没頭しました。
その結果、検索画面には質の高いコンテンツがずらりと並ぶことに。
「質の高いコンテンツ」として評価されたのは、
・情報量(文字数)が多いページ
・画像、動画がふんだんに使われたページ
・読みやすい文章で、読者の滞在時間の長いページ
などの特徴をもったWEBページです。
情報量(文字数)が多いと高評価される傾向が強かったため、やたらと長い文章のコンテンツが乱立した時期でもありました。
この時期、コンテンツの文字数のインフレが起きました。
1500文字→3000文字、そして5000文字~と、コンテンツ製作費が高騰しはじめたのもこの時期です。
コンテンツさえよければ、出所不明のサイトでも高評価された。
「コンテンツ・キング」の検索アルゴリズムは、それまでのアルゴリズムの弱点を克服できた・・・のように見えました。
しかしコンテンツ・キングにも、大きな落とし穴がございました。それは、
「コンテンツさえよければ、出所不明のサイトでも高評価される」
ということです。
サイト運営者が一体誰なのか?日本人なのか?何の目的で運営しているのか?
正体不明のWEBサイトであっても、コンテンツの質さえよければ上位表示できたのです。
コンテンツ・キングが浸透することで、検索画面は出所不明の謎サイト(多くはアフィリエイトサイト)が占拠し、公式サイトが抑え込まれる時代に突入。
謎のアフィリエイトサイトが乱立したため、
「検索しても、怪しいサイトしか出ない」
「アフィリエイトサイトばっかりでウンザリ」
と、検索離れが起きました。
バックリンク・サテライトサイトなど
コンテンツ・キング以前のSEOは、よりテクニカルな手法が主流でした。
・リンクを大量に送る。
・キーワードを見えない文字(背景白に白文字)で羅列する。
・中古ドメイン(以前誰かが使った、古いドメイン)を使用する。
・タイトル、見出しにキーワードを詰め込む。
これらの手法が通用した時代では、コンテンツの質が低くても、WEBサイトの信ぴょう性がなくても、上位表示ができました。
思い起こせばネットが市民権を得ていない時代(90~00年代)では、検索画面には怪しい個人サイトがたくさん表示されてましたよね。
繰り返される検索アップデートにより、これらのサイトはすっかり見なくなりました。
今、この手法をあからさまにやると、Googleからペナルティを受ける可能性の方が高いです。(ブラックハット)
これからのSEO対策|キーワードは「権威性」。
コンテンツ・キングを経て、Googleが目指すSEOとは?
そのキーワードは、「権威性」です。
コンテンツ・キングにより、
・公式ページよりも出所不明のWEBサイトが上位表示される。
・同じようなコンテンツ(コピーコンテンツ)が乱立してしまい、正しい情報が判断できない。
・アフィリエイトサイトの大量発生。
などのデメリットが目立つように。
そのためGoogleはWEBサイトの権威性を判断し、正しい情報を判断しようとしています。
権威性の重要性アップ。より事業ドメインが評価される傾向に。
WEBサイトでも権威性が重視されるのは、検索するシーンをイメージすると一発で理解できます。
・企業公式ページの情報。
・運営者情報が不明のWEBサイトの情報。
同じキーワードで調べたとき、あなたはどちらのWEBサイトをクリックしますでしょうか?どちらの情報を信じるでしょうか?
おそらく、よほどのことがない限り、企業公式ページの情報を信じるはずです。
なぜなら企業には社会的責任があるから。
従業員を雇い、地域に根差し、事業を行っているため、下手な情報は発信できません。
これまでのコンテンツ・キングでは、企業公式ページは上位表示されにくかったです。(そもそも、コンテンツ作成に力を入れていない)
しかしここ数回のアップデートにより、WEBサイトの権威性が重視されるように。
そのため企業公式ページが、上位に表示されやすくなりました。
同じコンテンツ内容であれば、企業ドメインの方が上位表示されやすいです。
逆に個人メディア(ブログなど)は、一気にランク外になってしまいましたね。
ただし、企業ドメインなら、何でも上位表示される訳ではありません。
企業ドメインであり、なおかつコンテンツがしっかり作り込まれているWEBページである必要があります。
今のフェーズ、SEO対策をしている企業とノータッチの企業。
受けられる恩恵に大きな差が生まれております。
権威性を高めるとは、ブランディングの1つ。
これからのSEO対策には、権威性は不可欠です。
しかし企業にとって、権威性とは難しいことではありません。
なぜなら事業を行っている企業は、「その分野の権威」が目指しやすいからです。
・○○県で○○を販売している → 特定地域、特定分野の権威
・○○を専門でやっている → ニッチ分野の権威
・○○のサービスを展開している → そのサービスにおける権威
事業を行い、お客様からお金を頂戴している。それを人はプロと呼びます。
プロの知見を公開し、「その道のプロ」と認められることで、少しずつ権威性は高められていきます。
権威性を高めることは、ブランディングに通じます。
「○○と言えば、○○(企業名)!」
と、秒で連想して頂くことこそ、ブランディング。
「河合商事といえば、テレアポ!」
「河合商事といえば、新規開拓!」
これは弊社のブランディングでございます。
プロのノウハウを公開することで、少しでも権威性を高めるのが狙いです。
これまでのSEO対策は、どちらかというとWEBページをいじくるのがメイン。
しかしこれからは、SEOはより広範囲での対策が必要になります。
その1つがブランディング。
企業ブランディングを進めることが権威性に繋がり、それがSEO対策になるのです。
WEBで権威性を高めるには、SNSの活用を。
権威性は、常日頃の事業においてゆるやかに形成されるもの。
しかしWEBを活用して、WEB上での権威性を高めることも可能です。(もちろん、SEOにも効果あり)
WEBで権威性を高めるなら、SNSの活用は欠かせません。
SNS(Twitter・インスタ・Facebook)で、専門的な内容を発信し、フォロワーを獲得することで、権威性は形成されていきます。
とくに近年はBtoB企業を中心に、Twitterの活用事例が増えております。
ただしSEOと違い、SNSではコミュニケーションが必須。
そのためSEOのノリでSNSをやるとダダ滑りする可能性が高いです。
郷に入っては郷に従え、各プラットフォームの「ノリ」に合わせることが大切です。
今後のSEOは、リアル営業との相乗効果が期待できる。
今後のSEOで企業ドメインが有利なのは、リアル営業との相乗効果が期待できるからです。
リアル営業とは、WEB営業(アプローチ・集客)に対する言葉。
アナログ営業とも呼ばれ、
・飛び込み営業
・テレアポ
・紹介営業
・セミナー営業
など、泥臭い営業手法が並びます。
これらの営業はSEOとは関係性が薄かったですが、近年のアップデートによりリアル営業との相乗効果が期待できるようになりました。
リアルで営業活動を行う企業は、SEOにおいても有利になる可能性が高いです。
テレアポとの相乗効果も期待。
テレアポとSEO。
お互いの関連性は低くそうに見えますが、いいえ、ちがいます。
テレアポとSEO、両軸で回すことで、相乗効果が期待できます。
・SEOで認知獲得 → テレアポの受付突破率アップ。
・テレアポで指名検索 → SEOの権威性アップ。
テレアポでは「名前も聞いたことない企業」への風当たりは強く、社名を名乗っただけで断られる事件が多発します。
(○○会社??知らない名前・・・)
(きっとうちには必要ない会社ね。)結構です!
社名を言っただけで断られるのですが!?!?
しかし社名が少しでも「聞いたことのある企業」ですと、対応は変わります。
テレアポ代行として、多くのクライアント様のお名前でテレアポ代行している弊社。
やはりブランディングが確立された社名を持つ企業様は、受付突破率が非常に高いです。
社名を言っただけで断られるか、社名だけで繋いでもらえるか、残酷なほど「社名」で判断されますね。
SEO対策で、自社コンテンツを広く認知させることは、テレアポにおいて有利です。
少しでも相手に「あ、この会社聞いたことある」と思わせたら、勝ちでございます。
またテレアポしたとき、その場でお客さんがサイトチェックすることがあります。
御社のサイト、今見てますけど、コンテンツがしっかりしてますね!
このとき、お客さんは「社名」で検索します。
これは「指名検索」と呼ばれ、WEB上の権威性を高める行為と言われています。
そのためテレアポで指名検索を増やすことで、SEOを有利に戦えるのです。
テレアポでSEOを有利にする。
有利になったSEOで認知獲得し、テレアポを有利にする。
お互い無縁と思われた両者には、相乗効果が期待できます。
すでにリアル営業を行っている企業であれば、この相乗効果は利用しない手はないでしょう。
まとめ:SEOはWEBから飛び出し、リアルな総合格闘技へ。
これまでSEOはWEB上で完結する施策がほとんどでした。
しかし近年のアップデートを経て、SEOアルゴリズムはより複雑に、高度になりました。
その結果、SEOをWEBだけで攻略するのは不可能に。今やWEBとリアルを掛け合わせ、総合格闘技として戦うことが求められています。
この流れはWEB単体としては不利な流れに。
しかしリアルに事業を持つ企業にとっては、追い風となっております。
この追い風のチャンス、みすみす見逃す手はありません。
企業が質の高いコンテンツを作れば、評価される可能性は非常に高いです。
とくにBtoB企業で、これまでSEOとはあまり関わっていない業界ほど、この恩恵は大きいでしょう。
リアル営業との相乗効果も期待できるため、積極的に活用していきましょう!
▽弊社では豊富な営業ノウハウを活かした、「顧客の胸に刺さるコンテンツ制作」をしております。
・どんなコンテンツを作ったらいいの?
・どうしたらアクセスは増えるの?
・問合せを増やすにはどうしたらいいの?
などなど、お気軽にご相談くださいませ。