こんにちは。河合商事の河合です。
テレアポはリストが命。
精度の低いリストでは、せっかくのテレアポも無駄な電話になることが多く、アポインターも消耗するばかりです。
ですので精度の高いリストを準備し、効率よくテレアポすることが何よりも大切です。
この記事ではテレアポの質の高いリストの、効率のいい集める方法について解説します。
精度の高いリストを作って、新規営業に活用しましょう。
Contents
テレアポのリストの集め方
テレアポのリストの集め方は、次の5つの方法があります。
1・リスト業者から、リストを購入する。
2・データベース型のリスト業者から、条件にあったリストを購入する。
3・WEBクローラー型のツールを使い、自分だけのリストを抽出する。
4・過去の営業活動の履歴から、精度の高いリストを作る。
5・クラウドワークス系のサービスを使って、自分だけのリストを作成する。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、うまく使い分けることがポイントです。
1・リスト業者から、リストを購入する。
ひと昔前までもっともポピュラーな方法だったのが、リスト業者からのリスト(名簿)購入です。
業界・地域ごとに企業をまとめたリスト(名簿)があり、それを購入してテレアポを行います。
リスト購入で知名度が高いのが、帝国データバンクのリストでしょう。
帝国データバンクのリストは、全国の金融機関・上場企業・優良企業を中心にまとめられています。
掲載されている内容も連絡先だけではなく、
・仕入れ先情報
・取引先情報
・直近の売上推移
・売上ランキング
などが丸裸に掲載されています。
ですのでテレアポのリストにはもちろんのこと、競合他社のリサーチ・分析にも活用できます。
ただし、お値段はその分高く、1冊110,000円です。(4冊1組)
しかも自分とは関係のない企業のデータまで、購入する必要が・・・。
ちょっともったいないですよね。
【メリット】
・購入してすぐ使えるリストが手に入る。
・連絡先だけでなく、企業の情報が多く含まれている。
・競合分析にも最適。
【デメリット】
・自分とは関係ない企業のデータまで買う必要がある。
・購入したリストは、時間とともに古く、劣化していく。
・購入したリストからさらにターゲットを絞り込まないと、精度が上がらない。
・質の低いリストだと、他社に使いまわされている可能性あり。
参考:帝国データバンクのリスト
2・データベース型のリスト業者から、条件にあったリストだけを購入する。
WEBが発達した現代。必要な企業のリストだけをダウンロードできる、リスト販売業者が現れました。
地域・業種・会社規模などの条件を指定することで、自分が知りたい企業の情報だけをデータ化できます。
そのため従来のリスト販売よりも、自分仕様にカスタマイズでき、精度の高いリストが作れるのです。
データベース型のリスト販売の料金は、サブスク型と従量課金制に分かれます。
・サブスク型(月額定額で、指定された件数がダウンロードできる)
・従量課金制(リストを抽出してダウンロードした件数で課金)
料金の相場としては、およそ30円~100円/1件が多いでしょうか。
リストを1冊買うよりも効率よくリストが集められますが、検索のカテゴリーがざっくりしすぎていると、リストの精度が悪くなってしまいます。
【メリット】
・必要な分だけリストが集められる。
・自社にとって関係のあるリストだけ集められる。
・リストを1冊買うより経済的。
・連絡先だけでなく、細かな企業情報が含まれている。
【デメリット】
・大手優良企業だけしか掲載されてない場合が多い。
・検索カテゴリーが細かく指定できないと、リストの質が悪くなる。
・サブスク型料金の場合、リストを使わないときでもお金を払う必要がある。
・業者によっては、情報が古い可能性もある。
参考:Baseconect
3・WEBクローラー型のツールを使い、自分だけのリストを抽出する。
WEBクローラーとは、インターネットのWEBサイトを巡回するロボットのこと。
希望条件(業種・地域・会社規模)などを指定することで、WEBクローラーが条件にあった企業の情報をサイトからピックアップしてくれます。
システムから自動的に抽出されるので、リストの購入よりも安く、大量のリストを仕入れることが可能です。
ただし自動的に生成するリストなので、クロールするサイトによってはデータを取得できないことも多く、リストの精度はあまり高くありません。
【メリット】
・リアルタイムで最新のリストをすぐに抽出できる。
・1件あたりのリスト費用が安い。(1件0.8円~)
【デメリット】
・会社規模、従業員数など、細かい条件でのリスト抽出ができない。
・クロールするサイトによっては、データが取得できない。
・クロールするシステムの精度次第で、リストの完成度も変わってくる。
大量のリストを安価で仕入れたい!という方にはおすすめですね。ただし、質はあまり期待できません。
参考:Urizo
4・過去の営業活動の履歴から、精度の高いリストを作る。
テレアポのリストは、過去の営業の履歴からも作成できます。
・営業活動のデータ、履歴。
・もらった名刺の情報
・展示会などの顧客データ
・問合せフォームからの連絡、メルマガ登録などのデータ。
実際に営業をしてみての情報なので、営業履歴から作成したリストは非常に精度が高いです。
ただし過去の営業履歴からのリスト作成には限界があり、これだけで必要なリストをまかなうのはやや無理があります。
【メリット】
・実際の営業履歴に基づく、質の高いリストが作れる。
・過去にアプローチしてる顧客の場合、商談につながる確率が高い。
・リスト作成に特別な費用はかからない(まとめる人件費のみ)
【デメリット】
・過去の営業履歴だけでは、十分なリストの数が準備できない。
・まったく新しい顧客へのアプローチにはならない
5・クラウドワークス系のサービスを使って、自分だけのリストを作成する!
テレアポのリスト作成は、クラウドワークス系のサービスも活用できます。
クラウドワークス系のサービスとは、副業・フリーランスの方に一括して仕事を発注できるシステムです。代表的なものにランサーズ・クラウドワークスなどがあります。
指定する条件(業種・地域・事業規模など)で、クラウドワーカーの方にリサーチしてもらうことで、テレアポのリストを作成します。
1000件のリストも1人で準備するのは大変ですが、100人で手分けすれば1人10件のリサーチで完了です。
クローラーやデータベースのリストとちがい、事細かく指示が出せるので、精度の高いリストが作れます。
ただし発注の指示に不備があると、クラウドワーカーから提出されるリストはまったく役に立たないモノになることに。
たとえリストの精度が悪くても、それは発注者の指示が悪いのが原因。つまりは自己責任となってしまうのです。
はじめてテレアポのリストを作る方には少しハードルが高いかもしれません。
【メリット】
・細かい指示を出すことで、精度の高いリストが作れる。
・データベース、WEBクローラーとはちがう、オリジナルのリストができる。
【デメリット】
・1件当たりのコストが高い(1件50円~)
・発注の指示が悪いと、精度の悪いリストになってしまう。
・リストの精度が悪くても、自己責任。
・リスト作成に手間がかかる。根気も必要。
・多くの人が参加し、手作業のため、管理するストレスが多い。
どんな方法でも、「リストのチェック」はするべき。
いずれの方法でリストを集めても、必ずすべきなのが「リストのチェック」です。
集めたリストの中には一定の確率で、不要なリストが紛れ込んでいます。
・すでに倒産して実在しない会社。
・規模が小さすぎる会社。
・ターゲットの事業内容と自社のサービスが合致しない。
完成したリストを今一度チェックする作業は大変です。
ですがこのひと手間を加えるかどうかで、リストの精度は大きく変わります。
精度の悪いリストでテレアポをはじめると、アポ率が低くなり、アポインターは病みがちです。それだけでなく、無関係な電話営業をすることになり、自社の評判を悪くしてしまいます。
集まったリストの中に、明らかに見込みの薄いターゲットは含まれてませんでしょうか?
ネットでなんでも調べられる時代です。電話をかける前に、ターゲットをよく絞りましょう。
リストの集め方まとめ
テレアポをはじめるときに必要なのがリスト。
リストの作り方は、5つあります。
1・リスト業者から、リストを購入する。
2・データベース型のリスト業者から、条件にあったリストだけを購入する。
3・WEBクローラー型のツールを使い、自分だけのリストを抽出する。
4・過去の営業の履歴から、精度の高いリストを作る。
5・クラウドワークス系のサービスを使い、オリジナルのリストを作る。
どれも一長一短、メリット・デメリットあるので、状況に合わせて使い分けるのがコツです。
ただし、いずれにしても作成したリストは必ず最終チェックをしましょう。
明らかに見込みの薄いリストは、リサーチで省いてしまい、アポインターに負担をかけないことがテレアポ成功の秘訣です。
もちろん、テレアポ代行に依頼する場合、リスト作成からプロの技術で精度の高いリストを作ることもできます。
「テレアポのプロに任せたら、どんなリストができるのかな・・・?」と興味を持ったら、お気軽にお問合せください。